話題のKalshi(カルシ)を使っているWebull(ウィブル)やRobinhood(ロビンフッド)でPrediction Markets(予測市場)をする

アメリカでの投資など

アメリカでオンライン証券口座をお持ちの方は、ここ1年ほどの間に「勝つか負けるか」「上がるか下がるか」といった二者択一のギャンブル的なゲーム画面が出てきて、戸惑ったりしませんでしたか?

証券口座という厳格でなければいけなさそうなものを庶民に身近にしたのがオンラインの証券口座ですけど、こんなゲームを取り扱うなんて、行きすぎじゃ、と思ってしまっていたのですけど、なんと、これ、きちんと連邦政府で合法とされています。

ここでは、この話題のKalshi(カルシ)のこの「上がるか下がるか」「勝つか負けるか」といった予測ゲームの内容、使い方、気を付けること、問題になっていることを詳しく紹介します。

  1. 話題のKalshi(カルシ)
  2. Kalshi(カルシ)を使っているWebull(ウィブル)やRobinhood(ロビンフッド)
    1. 予測市場(Prediction Markets)の主要カテゴリ5選
      1. 📈 金融・経済(Finance & Economics)
      2. 🏛️ 政治・選挙(Politics & Government)
      3. 🏈 スポーツ・エンタメ(Sports & Culture)
      4. 🚀 テック・サイエンス(Tech & Science)
      5. 📰 世界情勢・ニュース(World & Current Events)
    2. Prediction Markets(予測市場)の手数料
  3. これを知れば賢くゲームができる
    1. 「メイカー」と「テイカー」
      1. メイカー(Maker)= 出品して「待つ」人
      2. テイカー(Taker)= 出品を「今すぐ買う」人
    2.  なぜメイカーは手数料が無料(または格安)になるのか?
      1. メイカーへのお礼:
      2. テイカーへのペナルティ(通常手数料):
  4. 具体的にどうやれば「メイカー(手数料無料)」になれる?
    1. 手数料を無料にする方法(メイカーになる):
      1. Webull(ウィブル)の画面を使った例
        1. 画面に表示されている数字の意味
        2. 「テイカー(今すぐ買う・手数料あり)」の場合
        3. 「メイカー(指値で待つ・手数料無料)」にする具体的な手順
        4. 「Yes(以上になる)」に賭けたい場合
        5. 「No(未満になる)」に賭けたい場合
        6. 注文を出した後は?
    2. この金額は何の金額か
      1. この金額は「チケット(1枚)の価格」
        1. Yesチケット:
        2. Noチケット:
    3. 結果どうなる?
      1. 予想が当たった場合:
      2. 予想が外れた場合:
  5. 買い手と売り手とは?結果を待たない売買方法
    1. 買い手と売り手とは?
      1. パターン①:すでにYesチケットを持っている人があなたに「売る」
        1. 他の参加者の動き:
        2. 市場の変化:
        3. マッチング:
      2. パターン②:取引所のシステムが「Noを買いたい人」と合体させる(自動裏返し機能)
        1. 他の参加者の動き:
        2. 取引所の合体マジック:
        3. 取引の成立:
        4. まとめ
    2. 結果を待たない売買方法
        1. 新しくマッチする人:
    3. 💡 予測市場の「2つの勝ち方」
  6. さらに詳しく:損しないために
    1. 基本は常にメイカー:「指値注文(Limit Order)」を置いて待つ
    2. メイカー手数料「0%(無料)」の対象市場を狙う
    3. 「大本命(98¢以上)」または「大穴(2¢以下)」を取引する
    4. 「50¢前後」のコイントス市場での成行買いを避ける
    5.  隠れたコスト「デビットカード入金」を絶対に避ける
    6. 私の素人的素朴な疑問
  7. Geminiの予測市場
  8. 米国内で『金融かギャンブルか』の大論争が起きている
    1. プラットフォーム側の主張(連邦法):
    2. ニューヨーク州の主張(州法):
    3. 注意点
    4. ハワイ在住者は?
      1. ハワイ州側の主張

話題のKalshi(カルシ)

Kalshi(カルシ)という名前を耳にされたことがあるかと思うのですが、Kalshi(カルシ)は、米国のCFTC(商品先物取引委員会)に規制されている「Prediction Market(予測市場)」のみを専門に運営している会社(取引所)です

米国内で『金融かギャンブルか』の大論争が起きている、今まさに最先端のホットな市場です。(※詳しくはブログの最後にご紹介しています)

  • 予測市場(Prediction Markets)は、金融市場(バイナリーオプションなど)に近い仕組みで動いています。
  • 仕組み: 「Yes」か「No」かの二択のコントラクト(契約)を売買します。自分の予測が当たれば満期にキャッシュバックされ、外れれば価値がゼロになります。
  • 取引対象: NFLやNBAなどのプロスポーツの結果、経済指標、暗号資産(仮想通貨)の価格変動など、多岐にわたるリアルタイムのイベントが対象です。

「上がるか下がるか」「勝つか負けるか」のゲームですが、一発勝負ではなく、株の売買のように、結果が出る前に途中で売却して利益を確定できる(または損を小さく抑えられる)」「利確・損切り」ができます。

Kalshi(カルシ)を使っているWebull(ウィブル)やRobinhood(ロビンフッド)

アメリカでは「未来の出来事にお金を賭ける(予測市場)」を運営するために、金融商品取引法や賭博法に関わる非常に厳しく取得が難しい政府のライセンスが必要です。

そこで、Webull(ウィブル)Robinhood(ロビンフッド)といったオンラインの証券会社は、この人気にあやかりたい、だけど、このライセンスを持っていないので、すでにアメリカで唯一「100%合法なイベント取引所」として政府の認可(Designated Contract Market)を勝ち取っている Kalshi(カルシ)と業務提携し、それぞれのアプリの中から、面倒な新規登録をせずに、 Kalshi(カルシ)の予測市場のゲームに参加できるようにし始めた、というわけです。

まずWebull(ウィブル)のリファーラルを紹介します

まず私がこのPrediction Markets(予測市場)ゲームをしてみようと思ったきっかけは、Webull(ウィブル)のオンライン証券会社が「20ドル以上使えば20ドル差し上げます」というキャンペーンメールを送ってきてくれたからです。

もしもまだWebullに登録していない方はぜひ、ご登録を。ここから登録して100ドル以上を預けいれれば、30ドルから100ドル分の端株10株がもらえます。↓Webull リファーラル

リファーラル特典で、他にも、プレミア機能が1か月無料でついてきますが、2か月目から有料になるので、これは使わなくてもいいと思います。

予測市場(Prediction Markets)の主要カテゴリ5選

ではどんな市場があるのでしょうか?主要なカテゴリ5選を紹介します。

📈 金融・経済(Finance & Economics)

投資家やビジネスマンが最も注目する王道カテゴリです。ニュースでよく見る経済指標や株価がそのままゲーム(取引)の対象になります。
    • 株価指数: 「今日の午後4時に、S&P 500 / Nasdaq-100 は前日比プラスで終わるか?」
    • 中央銀行の政策: 「FRB(米連邦準備制度理事会)は次回の会合で何パーセント利下げするか?」
    • 経済指標: 「今月発表される米国のインフレ率(CPI)は、市場予想の2.5%を上回るか?」
    • 仮想通貨: 「今週中にビットコイン(BTC)は65,000ドルに到達するか?」

🏛️ 政治・選挙(Politics & Government)

世界中で最も大きな資金が動く、予測市場の目玉カテゴリです。世論調査よりも「リアルな民意や確率が反映される場所」としてメディアでもよく引用されます。
    • 大統領選挙・国政選挙: 「次の大統領選挙で、民主党と共和党のどちらが勝つか?」「各州(テキサスやペンシルベニアなど)の勝者は誰か?」
    • 法案の可決: 「最高裁判所は〇〇の法案に対して合憲判決を下すか?」
    • 政府の動き: 「今月中に政府機関の閉鎖(シャットダウン)は起きるか?」

🏈 スポーツ・エンタメ(Sports & Culture)

一般的なスポーツベッティング(ブックメーカー)に似ていますが、試合の勝敗だけでなく、シーズンを通したマニアックな予測ができるのが特徴です。
    • スポーツの試合・記録: 「今年のスーパーボウル(NFL)で優勝するのはどのチームか?」「NBAの今シーズンのMVPは誰になるか?」
    • 映画・エンタメ: 「今週末公開の映画の興行収入は〇〇ドルを超えるか?」「アカデミー賞の最優秀作品賞はどの作品になるか?」
    • 気象・自然災害: 「今年の夏にニューヨークで観測史上最高気温が更新されるか?」「今シーズン、ハリケーンが何個アメリカ本土に上陸するか?」

🚀 テック・サイエンス(Tech & Science)

最新テクノロジーのトレンドや、AIの進化スピードを予測する、ガジェット好きやエンジニアに刺さるカテゴリです。
    • AI・テック企業のリリース: 「OpenAIは〇月までに次世代モデル(GPT-5など)を一般公開するか?」「Googleはいつ Gemini 3.5 Pro をリリースするか?」
    • 宇宙開発: 「スペースXの次回のロケット(スターシップ)の打ち上げは成功するか?」
    • Appleイベント: 「次回の新型iPhoneの発表会で、価格は値上げされるか?」

📰 世界情勢・ニュース(World & Current Events)

日々の国際ニュースや、突発的な世界イベントの行方を予測するカテゴリです。
    • 渡航・入国規制: 「〇月までに欧州への渡航に新しい電子渡航認証が必要になるか?」
    • 国際機関の決定: 「WHO(世界保健機関)が新しい国際的な緊急事態を宣言するか?」

Prediction Markets(予測市場)の手数料

それぞれのオンライン証券会社では手数料を取らないようですが、Kalshi(カルシ)の取引所の「Exchange Fee(取引所手数料)」はかかります

「購入するコントラクト(契約)の価格(予測の確率)」に応じて変動する数式ベースの仕組みになっています。

ここは、ざっと見るだけで大丈夫ですが、下まで内容を読むと、どういうことかわかりやすくなると思います。

1口(1口は1ドルにになる契約です)あたりの手数料は 約0.00ドル 〜 0.0175ドル(最大でも約1.75セント) です。

予測の確率が五分五分(50セント)のときが最も手数料が高くなり、確実性が高い(90セント)または大穴(10セント)のときは安くなります。

100口(満期で最大100ドルになる取引)を購入した場合の手数料目安は以下の通りです:

  • 10セント(大穴)で100口買う場合:手数料は 0.63ドル
  • 50セント(五分五分)で100口買う場合:手数料は 1.75ドル(最大値)
  • 90セント(大本命)で100口買う場合:手数料は 0.63ドル
  • 2セント以下、または98セント以上の場合:手数料は 0.00ドル(無料)
注意: 指値注文を板に並べて待つ「メイカー取引」は多くの通常市場で 0%(無料) ですが、NFLの決勝や大統領選挙といった大規模イベント時のみ一律 0.25% のメイカー手数料が発生することがあります
ここではまだ、どういうことかわからなくても大丈夫です。読み進めるとわかってきます。

これを知れば賢くゲームができる

購入時にメイカーになると手数料をほぼ無料または無料にできます。

メイカー以外にはテイカーがあります。下に詳しく紹介します。

「メイカー」と「テイカー」

わかりやすいように、フリマを例にして紹介します。
予測市場の画面には、常に「この価格で買いたい人」と「この価格で売れてほしい人」の希望価格が並んでいます。これを金融では「板(オーダーブック)」と呼びます。

メイカー(Maker)= 出品して「待つ」人

フリマ例でいうと、メルカリで「このスニーカーを50セントで売りたい(または買いたい)」と出品登録をすることです。
この時点では、まだ取引は成立していません。市場(板)に新しい注文を作った(Makeした)ので「メイカー」と呼ばれます。

テイカー(Taker)= 出品を「今すぐ買う」人

誰かがあなたの出した「50セント」という条件を見て、「あ、じゃあその条件で今すぐ買うよ!」とボタンを押すことです。
市場(板)にある注文を取った(Takeした)ので「テイカー」と呼ばれます。

 なぜメイカーは手数料が無料(または格安)になるのか?

Kalshi(カルシ)などの取引所としては、「たくさんの商品(注文)が並んでいる状態」にしたいと考えています。なぜなら、商品がたくさん並んでいれば、他のユーザーが「いつでも今すぐ買えるから便利だな」と集まってくるからです。

メイカーへのお礼:

市場に商品(流動性)を並べて賑やかにしてくれた貢献として、取引所はメイカーの手数料を無料(0%)にするか、通常の4分の1などの激安価格に設定しています。

テイカーへのペナルティ(通常手数料):

並んでいる商品を「今すぐ欲しい」と消費する側なので、取引所が定めた通常の手数料(最大1.75セント)をきっちり支払う必要があります。

具体的にどうやれば「メイカー(手数料無料)」になれる?

Webull(ウィブル)Kalshi(カルシ)のアプリで注文を出すときに、買い方を変更するだけで誰でも簡単にメイカーになれます。

手数料を無料にする方法(メイカーになる):

アプリで、注文方法をLimit Order(指値注文)」に切り替えます 。

例えば、画面(板)に出ている現在の価格が53セントであれば、「52セントになったら100口買うという設定にして注文を出します。

すると、あなたの注文は「52セントで買いたい人がいるよ」と画面(板)に並んでキープされます。その後、市場の価格が下がって、誰かが「52セントで今すぐ売りたい(テイカー)」とあなたの注文に食いついた瞬間に取引が成立し、あなたは手数料無料(メイカー)で契約を手に入れることができます。

メイカー取引のデメリットは?
手数料が無料になる一方で、唯一のデメリットは「取引が成立しない可能性がある」という点です。
例えば、「52セントで買いたい」と並べて待っていても、価格がそのまま54セント、55セントと値上がりしてしまった場合、あなたの注文は誰にも買われないまま売れ残ってしまいます。
そのため、手数料を浮かせるためには、「今すぐ買えなくてもいいから、少し安い価格で網を張って待っておこう」という余裕があるときに使うのがベストな戦略になります。

Webull(ウィブル)の画面を使った例

画面に表示されている数字の意味

これは「8月11日の午前10:00時点で、NASDAQ 100指数が$29,620以上になっているか?」というPrediction Market(予測市場)です。
Ask (Yes) 80¢ : 「はい、$29,620以上になる」という予測の現在の売り出し価格(80セント)。
Ask (No) 49¢ : 「いいえ、$29,620未満になる」という予測の現在の売り出し価格(49セント)。

足し算の謎:80¢ + 49¢ = 1.29ドル(1ドルを超えている)になっています。これは、現在の市場(板)に「今すぐ売買が成立するちょうど良い注文」が不足しており、売り手が少し高めの強気な価格で売りに出している(板が薄い)状態を意味します。
「テイカー(今すぐ買う・手数料あり)」の場合

画面のボタンをそのまま押すと、今売りに出されている価格をそのまま受け入れる(Takeする)ことになります。
「Yes」に賭けたい場合: 80¢ のボタンを押し、そのまま購入します。
「No」に賭けたい場合: 49¢ のボタンを押し、そのまま購入します。

コスト: この買い方だと「テイカー」になり、購入代金(1口あたり80¢または49¢)とは別に、Kalshi(カルシ)の取引手数料(最大で$1.75)が引かれます。
「メイカー(指値で待つ・手数料無料)」にする具体的な手順

手数料を完全無料、あるいは格安にするためには、この提示されている高い金額(80¢や49¢)のボタンをそのまま押さず、自分で「この金額なら買う」という注文を板に並べて待ちます(Makeする)。
予測市場の合計値は本来「100¢(1ドル)」に収束するのが基本です。そのため、今回は以下のように注文を出して待つのが賢いアプローチです。

「Yes(以上になる)」に賭けたい場合
  1. 画面のAsk (Yes) 80¢」をタップします。
  2. 注文タイプ(Order Type)を「Market(成行)」から「Limit(指値)」に変更します。
  3. 購入希望価格を、現在の80¢ではなく、低めに自分で手入力して注文を送信(Place Order)します。
「No(未満になる)」に賭けたい場合
  1. 画面のAsk (No) 49¢」をタップします。
  2. 注文タイプ(Order Type)を「Market(成行)」から「Limit(指値)」に変更します。
  3. 購入希望価格を、現在の49¢ではなく、低めに自分で手入力して注文を送信(Place Order)します。
あまりに価格に開きがあると、買い手がつかず取引が成立しないので注意が必要です。(※読み進んでいくとわかってくると思います)
注文を出した後は?

出した注文は「この価格で買いたい人がいる」という状態で板に並び、キープされます。
出した金額と同じ金額を他の買い手が入力して購入ボタンを押した瞬間にあなたの注文とマッチングし、取引が成立(約定)します。
注文を出した皆様は、市場に流動性を提供した「メイカー」となり、取引手数料を無料(0%)に抑えることができます。

この金額は何の金額か

これは「当たったら1ドル(100セント)になるチケットの、今の1枚あたりの値段」です。

この金額は「チケット(1枚)の価格」

予測市場では、「予測が的中したら、1枚につき必ず1ドル(100セント)がもらえるチケット(一口)」を売り買いします。

Yesチケット:

今、この画面では、Yesチケットを1枚買うのに80セントかかります。
もし予想が的中($29,620以上)したら、このチケットは1ドル(100セント)に変身します。利益は「100¢ − 80¢ = 20¢の儲け」になります。
※もし予想が外れたら、チケットの価値は0円(ゼロ)になり、買った80セントは没収されます。

Noチケット:

今、この画面では、Noチケットを1枚買うのに49セントかかります。
もし予想が的中($29,620未満)したら、このチケットが1ドル(100セント)になります。あなたの利益は「100¢ − 49¢ = 51¢の儲け」になります。

つまり、この金額は、株でいう「株価」と同じように、「そのチケットが今いくらで取引されているか」という値段を表しています。

Noが49セントと安い理由:
29,620未満(No)になる確率は半分以下かな」と思われているからです。外れるリスクが高い分、当たった時のリターンが大きくなります(ハイリスク・ハイリターン)。

結果どうなる?

予想が当たった場合:

たとえば、25口(=25枚)買って、予想が当たった場合、「1枚=1ドル」になるので、25ドルが手元に戻ってきます。
25口(=25枚)買うのに、80¢×25口=$20を払っていた場合、$5の利益を得られたことになります。

予想が外れた場合:

25枚のチケットはすべて0円になり、賭けた$20は失われます。

買い手と売り手とは?結果を待たない売買方法

買い手と売り手とは?

この場合の例で、皆様が、たとえば(80¢でボタンを押さずに、)79¢で「Yesの買い注文」を出したとします。

それに対して、取引を成立させる(79¢で売ってくれる)相手は

  • すでにYesチケットを持っていて、それを79¢で手放したい(利益確定や損切りをしたい)人」または
  • 市場で裏返し(No)の注文を出している人」です。

参加者が「YesかNoのどちらかをただ買うだけ」に見える市場で、なぜ「Yesの買い注文」がマッチングするのか、その裏側の仕組みを2つのパターンで分かりやすく解説します。

パターン①:すでにYesチケットを持っている人があなたに「売る」

予測市場は、締め切り時間までチケットをじっと持っている必要はありません。株やビットコインと同じように、途中で自由に売却して抜けることができます。

他の参加者の動き:

昨日、NASDAQがもっと低い時に、Yesチケットを「50セント」で1枚買っていた人がいるとします。

市場の変化:

NASDAQが上がってきたので、Yesチケットの値打ちが上がってきました。他の参加者、Aさんは「もう十分儲かったから、結果を待たずに今のうちに利益を確定させて終わろう(利確)」と考えます。

マッチング:

Aさんが「今すぐ79セントで売りたい!」と売却ボタンを押したとき、あなたが「79セントでYesを買いたい」と板で待っていれば、Aさんの売却注文とあなたの購入注文がマッチングして取引が成立します。

パターン②:取引所のシステムが「Noを買いたい人」と合体させる(自動裏返し機能)

これが予測市場の最もユニークな仕組みです。

皆様が「Yesを79¢で買いたい」と待っているとき、大元の取引所(Kalshi(カルシ))のシステムは、裏で「Noを21¢(100¢− 79¢)で買いたい人」を探しています。
なぜなら、予測市場のチケットは「Yes + No = 必ず$1(100¢)」になるように作られているからです。

他の参加者の動き:

他の参加者、Bさんは「Noになる」と思っており、「Noチケットを21¢で買いたいな」と注文を出して待っています

取引所の合体マジック:

システムは、皆様の「Yes:79セント」と、Bさんの「No:21セント」をセットにします。
合算すると「79¢ + 21¢ = 100¢(ちょうど$1)」になります。

取引の成立:

取引所は、2人から合計1ドルを回収し、新しく「Yesチケット」と「Noチケット」を1枚ずつ発行して、皆様とBさんにそれぞれ配ります。
つまり、皆様がYesを買うとき、画面の向こうでは「Noをちょうどいい価格で買おうとしているライバル」が、あなたの取引の相手方(売ってくれる人)になっているのです。

まとめ

あなたが79セントでYesの買い注文を置いたとき、それを買ってくれる(取引を成立させてくれる)のは:
「Yesを持っていて、今すぐ売りたい人」
「Noを21セントで買いたい人」
のどちらかになります。市場全体がパズルのように組み合わさって、すべての注文が処理されています。

結果を待たない売買方法

たとえば、前日の時点(50セントのとき)
皆様が「Yesを50セントで買いたい」と注文を出します。
裏で「Noを50セントで買いたい人」とマッチします(合計100¢=$1)。
取引所は$1を回収し、皆様に「Yesチケット(本物)」を渡し、相手に「Noチケット」を渡します。

翌日の時点(80セントに値上がり)
市場でみんなが「これ、Yesになりそうだな」と騒ぎ始め、Yesチケットの価値が80セントに跳ね上がりました。
皆様の手元には、昨日50セントで手に入れた「Yesチケット」がまだあります。ここであなたはこう考えます。
結果発表まで待てば100¢($1)になるかもしれないけれど、もし今から急落して0になったら怖いな。今のうちに80¢で売って利益を確定させよう(利確)
ここで皆様が「売る」ボタンを押すと、今度は以下のような人と新しくマッチして、取引が成立します。

新しくマッチする人:

今からでも遅くないから、80¢払ってでもYesチケットが欲しい!」と思って板で待っている別の人(または裏返しのNoを20¢で買いたい人)。
これによって、皆様は「50¢で仕入れたものを、80¢で売却した」ことになり、結果を待たずに、その場で30セントの利益を丸々ゲットしてゲームを終了できます。

💡 予測市場の「2つの勝ち方」

つまり、このゲームには以下の2つの出口(利益の出し方)があります。

  • パターンA:50¢で買って、満期までじっと持つ。予想が当たれば100¢($1)になり、50¢の利益。
  • パターンB(途中売却):50¢で買って、途中で80¢に上がった瞬間に売る。結果に関係なく、その場で30¢の利益。

さらに詳しく:損しないために

Kalshi(カルシ)の取引において手数料を極力無料(または格安)にするための具体的なコツを分かりやすく解説します。

基本は常にメイカー:「指値注文(Limit Order)」を置いて待つ

今すぐ買える価格(成行)でポチッと押すと、自動的にテイカー手数料が引かれます。
少し面倒でも、現在の取引価格よりも1セント安い(または高い)価格で指値注文(Limit Order)を板に並べ、他のユーザーがそれに食いつくのを待つことで、メイカー手数料(格安または無料)が適用されます。
注文が誰にも買われずに「キャンセルした場合」、キャンセル料は一切かかりません。

メイカー手数料「0%(無料)」の対象市場を狙う

Kalshi (カルシ)では特定の主要市場において、メイカー手数料を一律 0%(完全無料) にしているケースがあります。
例: S&P 500Nasdaq-100 などの主要な株価指数連動型市場
これらの市場では、指値(メイカー)で注文を並べておけば、取引手数料を完全にゼロに抑えられます。

「大本命(98¢以上)」または「大穴(2¢以下)」を取引する

Kalshi(カルシ) の手数料算出数式(価格 × (1 – 価格))の特性上、以下の価格帯の契約は注文方法(メイカー/テイカー)に関わらず最初から手数料が 0ドル(無料) になります。

  • ほぼ確実に勝つ予測: 98¢〜99¢で推移している契約
  • ほぼ負けが確定している大穴: 1¢〜2¢で推移している契約

「50¢前後」のコイントス市場での成行買いを避ける

最も手数料が高くなるのは、予測の確率が「五分五分(40¢〜60¢)」の膠着した市場です。この価格帯でテイカー注文(今すぐ買う)を繰り返すと、手数料だけで利益がかなり削られます。50¢付近の市場こそ、必ず「メイカー(指値で待つ)」を徹底するようにします。

 隠れたコスト「デビットカード入金」を絶対に避ける

取引手数料をいくら無料にしても、軍資金の入金方法を間違えると大損します。

  • デビットカード / PayPal / Venmo: 入金および出金のたびに 2% の決済手数料 が引かれます。
  • ACH送金(米国の銀行口座からのオンライン送金): 入出金ともに 完全無料 です。
メイカー注文(指値で待つ)の唯一の注意点
米大統領選挙の開票日や、NFLチャンピオンシップ(スーパーボウル)当日など、「世界中が注目する超特大イベント」の直前・最中に限ってはKalshi (カルシ)側が一時的に一律 0.25% などの「イベント特別メイカー手数料」を課すことがあります。こうした例外を除けば、普段は「指値で待つ」のが最も賢くコストを浮かせる方法です。

私の素人的素朴な疑問

たとえば、今80¢になっているYESを、49¢で買って、当たれば、大きくもらえるのではないの?と思いませんか?私は思ってしまいました。
結論から言うと、理論上はその通りで、それが予測市場で一番儲かる勝ち方ですが、実際に取引するにあたって、見落としがちな「2つの現実的なハードル」がありました。
1. なぜ「Yesを49セントで買う」のは難しいのか?
このケースで、Yesになる確率(みんなの予想):約80%(だから今すぐ買うなら80セント)Noになる確率(みんなの予想):約20%(だから今すぐ買うなら49セント、本来は20セント前後が妥当)なところ、私が「Yesを49セントで買いたい(Limit注文)」と板に並べた(メイカーになった)とします。
これは、裏を返せば、他の誰かに「Yes(確率80%の大本命チケット)を、わざわざ49セントという激安価格であなたに売ってくれる」必要があります。
つまり、現在の状況のままでは、「そんなに安く売ってくれる親切な(あるいは間違えた)相手が市場にいないため、あなたの注文は誰にも買われず(約定せず)に売れ残ってしまう可能性が非常に高い」というのが1つ目のハードルです。
2. もし49セントで買えたとしたら、それはどんな時?
しかし、注文を出して待っている間に、本当に49セントで買えてしまうケースがあります。それは「NASDAQ 100の価格が急暴落した時」です。
締め切り時間が近づくにつれて、NASDAQの価格がどんどん下がって29,620を割り込みそうになると、みんなの予想がひっくり返ります。
「あ、これはYes(29,620以上)になる確率が50%以下に落ちてきたぞ」となった瞬間、Yesチケットの価値が80セントから50セント、40セントへと急落します。
この瞬間に、あなたの「49セントで買う」という注文が自動的に成立(約定)します。
ここに罠があります「49セントで買えた!」と喜んだのも束の間、買えた時点では「NASDAQが暴落して、すでにYesになる確率がめちゃくちゃ低くなっている(外れそうな大穴チケットになっている)状態」です。
そのまま結果が「No(未満)」になってしまえば、チケットは0セントになり、せっかく安く買えた49セントも没収されてしまいます。

Geminiの予測市場

同じく予測市場を提供している、仮想通貨取引所であり、株の売買も可能になったGemini(ジェミナイ)ですが、Gemini(ジェミナイ)の予測市場サービスは Kalshi (カルシ)との提携ではなく、独自のサービス(Gemini Predictions)として展開しているものです。
システム的にKalshi (カルシ)と同じ利用方法となっています。
Gemini(ジェミナイ)の子会社である「Gemini Titan(ジェミナイ・タイタン)」が主体となって運営されていますが、米国内の規制をめぐっては Kalshi (カルシ)と同様にニューヨーク州当局などから法的な逆風(ライセンス関連の提訴)を受けているという共通点があります。

米国内で『金融かギャンブルか』の大論争が起きている

ハワイやユタのようなギャンブルが一切禁止されている州の住民でも、金融商品の形をとることで、合法的に利用可能です。

しかし、州政府が「ギャンブルだ、違法だ」とキレて禁止法案を準備中なので、今後のこのゲーム利用には、注意が必要です。

つまり、「グレーゾーンでの全面戦争中」です。

プラットフォーム側の主張(連邦法):

Kalshi(カルシ)などは、連邦機関であるCFTC(米商品先物取引委員会)から、「正式な金融取引所(金融商品)」としてのライセンスを正式に取得しています。そのため、「我々は国に認められた合法な『金融市場』であり、州が口を出す領域ではない」というスタンスです。
なぜこれがギャンブルと解釈されていないのかというと、
天候や経済指標、大統領選の結果などは「将来の経済リスクをヘッジするための先物取引(コモディティ)」であるという解釈だからです。
さて、
アメリカは「連邦政府(国)」「州政府(地方)」法律や管轄が分かれていますが、

ニューヨーク州の主張(州法):

ニューヨーク州政府は「国がどう言おうと、州の憲法や法律では、これはカジノと同じ『違法な無許可ギャンブル』だ」と主張しています
アメリカではギャンブルの規制権限は基本的に各「州」に委ねられているため、州のルールに従うべきだという言い分です。
「賭博(ギャンブル)」とするニューヨーク州側
「不確実な未来の結果(スポーツの試合や選挙など)にお金を賭けて、当たれば配当を得て外れれば没収される仕組みは、本質的にギャンブルだ」と切り捨てています
ニューヨーク州では公式に認可されたスポーツベットやカジノに対して、非常に重い税金を課し、それを公立学校の予算などに充てています。
しかし、予測市場は「金融取引所」を名乗っているため、州のゲーミング委員会に登録しておらず、州にギャンブル税を払っていません
ニューヨーク州の法律では、モバイルでのスポーツベットなどは「21歳以上」と厳しく定められています。
しかし、Kalshi(カルシ)やGemini(ジェミナイ)他のプラットフォーム金融口座として「18歳以上」から参加を認めており州政府は「未成年をギャンブル中毒の危険に晒している」と問題視しています
そして、連邦政府の規制機関(CFTC)側が「州政府が勝手に連邦認可の取引所を潰そうとするのは、国の市場を破壊する行為だ」として、国(CFTC)がニューヨーク州を逆提訴するという前代未聞の事態に発展しています。

注意点

ニューヨーク州はKalshi(カルシ)に対し州内での運営を完全に停止(シャットダウン)するよう求めて裁判を起こしています
すでにネバダ州、ミシガン州、ワシントン州、マサチューセッツ州といった他のいくつかの州では、州政府がKalshi(カルシ)への規制や制限をかけることに成功しています
ニューヨーク州でも同様の命令が出た場合、ある日突然、アクセスできなくなる、あるいは新規の取引ができなくなるリスクもありえなくはないことを念頭に入れておく方がよさそうです。
預け入れている利益などは責任を持って返金してくれるでしょうが、ゲーム最中の金銭がどうなるのかが、懸念事項になると思います。

ハワイ在住者は?

ハワイ州はカジノやスポーツベット、さらには州営宝くじ(ロト)さえも一切認めていない「全米で最もギャンブル規制が厳しい州」の1つですが、予測市場(Prediction Markets)独自のロジックでその網をすり抜けています。

現時点(2026年8月)で Kalshi(カルシ) のシステム(Webull など他の経由を含む)を利用可能です。

予測市場は、お金を賭けて一喜一憂するギャンブルではなく、将来のリスクを回避(ヘッジ)するための「商品先物取引(Futures Trading)」や「株の売買」と同じ金融取引であるという解釈をとっています

アメリカでは、金融や先物取引の規制は「州法」ではなく「連邦法(国全体の法律)」が最優先で適用されます
そのため、ハワイ州が州法でギャンブルを禁止していても、国が「これは合法な金融商品です」と認めているため、ハワイ在住者も問題なくアクセスできるという状態になっています。

ハワイ州側の主張

ハワイ州議会では、予測市場を州法上の「違法ギャンブル」の定義に強制的に組み込んで、州内での利用を全面的に禁止(シャットダウン)しようとする法案(House Bill 2198)が提出され、現在も激しく議論されています

現在は「利用可能」:
法的挑戦は続いていますが、現時点(2026年8月現在)でハワイ在住者はアカウントを開設し、取引を行うことが可能です。

しかし、前述のニューヨーク州同様、ハワイ独自の禁止法案(HB 2198)が可決された場合ある日突然ハワイからのアクセスが遮断されるリスクことを念頭に置いておいてください。

預け入れている利益などは取引所が責任を持って返金してくれるでしょうが、ゲーム最中の金銭がどうなるのかが、懸念事項になると思います。
以上、今、すごい人気のPrediction Markets(予測市場)について、まとめました。
これから私、Webull(ウィブル)で20ドルが後から入るということなので、20ドル分のゲームをしてみたいと思います。
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