アメリカでオンライン証券口座をお持ちの方は、ここ1年ほどの間に「勝つか負けるか」「上がるか下がるか」といった二者択一のギャンブル的なゲーム画面が出てきて、戸惑ったりしませんでしたか?
証券口座という厳格でなければいけなさそうなものを庶民に身近にしたのがオンラインの証券口座ですけど、こんなゲームを取り扱うなんて、行きすぎじゃ、と思ってしまっていたのですけど、なんと、これ、きちんと連邦政府で合法とされています。
ここでは、この話題のKalshi(カルシ)のこの「上がるか下がるか」「勝つか負けるか」といった予測ゲームの内容、使い方、気を付けること、問題になっていることを詳しく紹介します。
話題のKalshi(カルシ)
Kalshi(カルシ)という名前を耳にされたことがあるかと思うのですが、Kalshi(カルシ)は、米国のCFTC(商品先物取引委員会)に規制されている「Prediction Market(予測市場)」のみを専門に運営している会社(取引所)です。
米国内で『金融かギャンブルか』の大論争が起きている、今まさに最先端のホットな市場です。(※詳しくはブログの最後にご紹介しています)
- 予測市場(Prediction Markets)は、金融市場(バイナリーオプションなど)に近い仕組みで動いています。
- 仕組み: 「Yes」か「No」かの二択のコントラクト(契約)を売買します。自分の予測が当たれば満期にキャッシュバックされ、外れれば価値がゼロになります。
- 取引対象: NFLやNBAなどのプロスポーツの結果、経済指標、暗号資産(仮想通貨)の価格変動など、多岐にわたるリアルタイムのイベントが対象です。
「上がるか下がるか」「勝つか負けるか」のゲームですが、一発勝負ではなく、株の売買のように、結果が出る前に、「途中で売却して利益を確定できる(または損を小さく抑えられる)」「利確・損切り」ができます。
Kalshi(カルシ)を使っているWebull(ウィブル)やRobinhood(ロビンフッド)
アメリカでは「未来の出来事にお金を賭ける(予測市場)」を運営するために、金融商品取引法や賭博法に関わる非常に厳しく取得が難しい政府のライセンスが必要です。
そこで、Webull(ウィブル)やRobinhood(ロビンフッド)といったオンラインの証券会社は、この人気にあやかりたい、だけど、このライセンスを持っていないので、すでにアメリカで唯一「100%合法なイベント取引所」として政府の認可(Designated Contract Market)を勝ち取っている Kalshi(カルシ)と業務提携し、それぞれのアプリの中から、面倒な新規登録をせずに、 Kalshi(カルシ)の予測市場のゲームに参加できるようにし始めた、というわけです。
予測市場(Prediction Markets)の主要カテゴリ5選
ではどんな市場があるのでしょうか?主要なカテゴリ5選を紹介します。
📈 金融・経済(Finance & Economics)
-
- 株価指数: 「今日の午後4時に、S&P 500 / Nasdaq-100 は前日比プラスで終わるか?」
- 中央銀行の政策: 「FRB(米連邦準備制度理事会)は次回の会合で何パーセント利下げするか?」
- 経済指標: 「今月発表される米国のインフレ率(CPI)は、市場予想の2.5%を上回るか?」
- 仮想通貨: 「今週中にビットコイン(BTC)は65,000ドルに到達するか?」
🏛️ 政治・選挙(Politics & Government)
-
- 大統領選挙・国政選挙: 「次の大統領選挙で、民主党と共和党のどちらが勝つか?」「各州(テキサスやペンシルベニアなど)の勝者は誰か?」
- 法案の可決: 「最高裁判所は〇〇の法案に対して合憲判決を下すか?」
- 政府の動き: 「今月中に政府機関の閉鎖(シャットダウン)は起きるか?」
🏈 スポーツ・エンタメ(Sports & Culture)
-
- スポーツの試合・記録: 「今年のスーパーボウル(NFL)で優勝するのはどのチームか?」「NBAの今シーズンのMVPは誰になるか?」
- 映画・エンタメ: 「今週末公開の映画の興行収入は〇〇ドルを超えるか?」「アカデミー賞の最優秀作品賞はどの作品になるか?」
- 気象・自然災害: 「今年の夏にニューヨークで観測史上最高気温が更新されるか?」「今シーズン、ハリケーンが何個アメリカ本土に上陸するか?」
🚀 テック・サイエンス(Tech & Science)
-
- AI・テック企業のリリース: 「OpenAIは〇月までに次世代モデル(GPT-5など)を一般公開するか?」「Googleはいつ Gemini 3.5 Pro をリリースするか?」
- 宇宙開発: 「スペースXの次回のロケット(スターシップ)の打ち上げは成功するか?」
- Appleイベント: 「次回の新型iPhoneの発表会で、価格は値上げされるか?」
📰 世界情勢・ニュース(World & Current Events)
-
- 渡航・入国規制: 「〇月までに欧州への渡航に新しい電子渡航認証が必要になるか?」
- 国際機関の決定: 「WHO(世界保健機関)が新しい国際的な緊急事態を宣言するか?」
Prediction Markets(予測市場)の手数料
それぞれのオンライン証券会社では手数料を取らないようですが、Kalshi(カルシ)の取引所の「Exchange Fee(取引所手数料)」はかかります。
「購入するコントラクト(契約)の価格(予測の確率)」に応じて変動する数式ベースの仕組みになっています。
1口(1口は1ドルにになる契約です)あたりの手数料は 約0.00ドル 〜 0.0175ドル(最大でも約1.75セント) です。
予測の確率が五分五分(50セント)のときが最も手数料が高くなり、確実性が高い(90セント)または大穴(10セント)のときは安くなります。
100口(満期で最大100ドルになる取引)を購入した場合の手数料目安は以下の通りです:
- 10セント(大穴)で100口買う場合:手数料は 0.63ドル
- 50セント(五分五分)で100口買う場合:手数料は 1.75ドル(最大値)
- 90セント(大本命)で100口買う場合:手数料は 0.63ドル
- 2セント以下、または98セント以上の場合:手数料は 0.00ドル(無料)
これを知れば賢くゲームができる
購入時にメイカーになると手数料をほぼ無料または無料にできます。
メイカー以外にはテイカーがあります。下に詳しく紹介します。
「メイカー」と「テイカー」
わかりやすいように、フリマを例にして紹介します。
予測市場の画面には、常に「この価格で買いたい人」と「この価格で売れてほしい人」の希望価格が並んでいます。これを金融では「板(オーダーブック)」と呼びます。
メイカー(Maker)= 出品して「待つ」人
フリマ例でいうと、メルカリで「このスニーカーを50セントで売りたい(または買いたい)」と出品登録をすることです。
この時点では、まだ取引は成立していません。市場(板)に新しい注文を作った(Makeした)ので「メイカー」と呼ばれます。
テイカー(Taker)= 出品を「今すぐ買う」人
誰かがあなたの出した「50セント」という条件を見て、「あ、じゃあその条件で今すぐ買うよ!」とボタンを押すことです。
市場(板)にある注文を取った(Takeした)ので「テイカー」と呼ばれます。
なぜメイカーは手数料が無料(または格安)になるのか?
Kalshi(カルシ)などの取引所としては、「たくさんの商品(注文)が並んでいる状態」にしたいと考えています。なぜなら、商品がたくさん並んでいれば、他のユーザーが「いつでも今すぐ買えるから便利だな」と集まってくるからです。
メイカーへのお礼:
市場に商品(流動性)を並べて賑やかにしてくれた貢献として、取引所はメイカーの手数料を無料(0%)にするか、通常の4分の1などの激安価格に設定しています。
テイカーへのペナルティ(通常手数料):
並んでいる商品を「今すぐ欲しい」と消費する側なので、取引所が定めた通常の手数料(最大1.75セント)をきっちり支払う必要があります。
具体的にどうやれば「メイカー(手数料無料)」になれる?
Webull(ウィブル)やKalshi(カルシ)のアプリで注文を出すときに、買い方を変更するだけで誰でも簡単にメイカーになれます。
手数料を無料にする方法(メイカーになる):
アプリで、注文方法を「Limit Order(指値注文)」に切り替えます 。
例えば、画面(板)に出ている現在の価格が53セントであれば、「52セントになったら100口買う」という設定にして注文を出します。
すると、あなたの注文は「52セントで買いたい人がいるよ」と画面(板)に並んでキープされます。その後、市場の価格が下がって、誰かが「52セントで今すぐ売りたい(テイカー)」とあなたの注文に食いついた瞬間に取引が成立し、あなたは手数料無料(メイカー)で契約を手に入れることができます。
Webull(ウィブル)の画面を使った例

画面に表示されている数字の意味
これは「8月11日の午前10:00時点で、NASDAQ 100指数が$29,620以上になっているか?」というPrediction Market(予測市場)です。
Ask (Yes) 80¢ : 「はい、$29,620以上になる」という予測の現在の売り出し価格(80セント)。
Ask (No) 49¢ : 「いいえ、$29,620未満になる」という予測の現在の売り出し価格(49セント)。
「テイカー(今すぐ買う・手数料あり)」の場合
画面のボタンをそのまま押すと、今売りに出されている価格をそのまま受け入れる(Takeする)ことになります。
「Yes」に賭けたい場合: 80¢ のボタンを押し、そのまま購入します。
「No」に賭けたい場合: 49¢ のボタンを押し、そのまま購入します。
「メイカー(指値で待つ・手数料無料)」にする具体的な手順
手数料を完全無料、あるいは格安にするためには、この提示されている高い金額(80¢や49¢)のボタンをそのまま押さず、自分で「この金額なら買う」という注文を板に並べて待ちます(Makeする)。
予測市場の合計値は本来「100¢(1ドル)」に収束するのが基本です。そのため、今回は以下のように注文を出して待つのが賢いアプローチです。
「Yes(以上になる)」に賭けたい場合
- 画面の「Ask (Yes) 80¢」をタップします。
- 注文タイプ(Order Type)を「Market(成行)」から「Limit(指値)」に変更します。
- 購入希望価格を、現在の80¢ではなく、低めに自分で手入力して注文を送信(Place Order)します。
「No(未満になる)」に賭けたい場合
- 画面の「Ask (No) 49¢」をタップします。
- 注文タイプ(Order Type)を「Market(成行)」から「Limit(指値)」に変更します。
- 購入希望価格を、現在の49¢ではなく、低めに自分で手入力して注文を送信(Place Order)します。
注文を出した後は?
出した注文は「この価格で買いたい人がいる」という状態で板に並び、キープされます。
出した金額と同じ金額を他の買い手が入力して購入ボタンを押した瞬間にあなたの注文とマッチングし、取引が成立(約定)します。
注文を出した皆様は、市場に流動性を提供した「メイカー」となり、取引手数料を無料(0%)に抑えることができます。
この金額は何の金額か

これは「当たったら1ドル(100セント)になるチケットの、今の1枚あたりの値段」です。
この金額は「チケット(1枚)の価格」
予測市場では、「予測が的中したら、1枚につき必ず1ドル(100セント)がもらえるチケット(一口)」を売り買いします。
Yesチケット:
今、この画面では、Yesチケットを1枚買うのに80セントかかります。
もし予想が的中($29,620以上)したら、このチケットは1ドル(100セント)に変身します。利益は「100¢ − 80¢ = 20¢の儲け」になります。
※もし予想が外れたら、チケットの価値は0円(ゼロ)になり、買った80セントは没収されます。
Noチケット:
今、この画面では、Noチケットを1枚買うのに49セントかかります。
もし予想が的中($29,620未満)したら、このチケットが1ドル(100セント)になります。あなたの利益は「100¢ − 49¢ = 51¢の儲け」になります。
つまり、この金額は、株でいう「株価」と同じように、「そのチケットが今いくらで取引されているか」という値段を表しています。
結果どうなる?
予想が当たった場合:
たとえば、25口(=25枚)買って、予想が当たった場合、「1枚=1ドル」になるので、25ドルが手元に戻ってきます。
25口(=25枚)買うのに、80¢×25口=$20を払っていた場合、$5の利益を得られたことになります。
予想が外れた場合:
25枚のチケットはすべて0円になり、賭けた$20は失われます。
買い手と売り手とは?結果を待たない売買方法
買い手と売り手とは?
この場合の例で、皆様が、たとえば(80¢でボタンを押さずに、)79¢で「Yesの買い注文」を出したとします。
それに対して、取引を成立させる(79¢で売ってくれる)相手は
- 「すでにYesチケットを持っていて、それを79¢で手放したい(利益確定や損切りをしたい)人」または
- 「市場で裏返し(No)の注文を出している人」です。
参加者が「YesかNoのどちらかをただ買うだけ」に見える市場で、なぜ「Yesの買い注文」がマッチングするのか、その裏側の仕組みを2つのパターンで分かりやすく解説します。
パターン①:すでにYesチケットを持っている人があなたに「売る」
予測市場は、締め切り時間までチケットをじっと持っている必要はありません。株やビットコインと同じように、途中で自由に売却して抜けることができます。
他の参加者の動き:
昨日、NASDAQがもっと低い時に、Yesチケットを「50セント」で1枚買っていた人がいるとします。
市場の変化:
NASDAQが上がってきたので、Yesチケットの値打ちが上がってきました。他の参加者、Aさんは「もう十分儲かったから、結果を待たずに今のうちに利益を確定させて終わろう(利確)」と考えます。
マッチング:
Aさんが「今すぐ79セントで売りたい!」と売却ボタンを押したとき、あなたが「79セントでYesを買いたい」と板で待っていれば、Aさんの売却注文とあなたの購入注文がマッチングして取引が成立します。
パターン②:取引所のシステムが「Noを買いたい人」と合体させる(自動裏返し機能)
これが予測市場の最もユニークな仕組みです。
皆様が「Yesを79¢で買いたい」と待っているとき、大元の取引所(Kalshi(カルシ))のシステムは、裏で「Noを21¢(100¢− 79¢)で買いたい人」を探しています。
なぜなら、予測市場のチケットは「Yes + No = 必ず$1(100¢)」になるように作られているからです。
他の参加者の動き:
他の参加者、Bさんは「Noになる」と思っており、「Noチケットを21¢で買いたいな」と注文を出して待っています。
取引所の合体マジック:
システムは、皆様の「Yes:79セント」と、Bさんの「No:21セント」をセットにします。
合算すると「79¢ + 21¢ = 100¢(ちょうど$1)」になります。
取引の成立:
取引所は、2人から合計1ドルを回収し、新しく「Yesチケット」と「Noチケット」を1枚ずつ発行して、皆様とBさんにそれぞれ配ります。
つまり、皆様がYesを買うとき、画面の向こうでは「Noをちょうどいい価格で買おうとしているライバル」が、あなたの取引の相手方(売ってくれる人)になっているのです。
まとめ
あなたが79セントでYesの買い注文を置いたとき、それを買ってくれる(取引を成立させてくれる)のは:
「Yesを持っていて、今すぐ売りたい人」
「Noを21セントで買いたい人」
のどちらかになります。市場全体がパズルのように組み合わさって、すべての注文が処理されています。
結果を待たない売買方法
たとえば、前日の時点(50セントのとき)
皆様が「Yesを50セントで買いたい」と注文を出します。
裏で「Noを50セントで買いたい人」とマッチします(合計100¢=$1)。
取引所は$1を回収し、皆様に「Yesチケット(本物)」を渡し、相手に「Noチケット」を渡します。
翌日の時点(80セントに値上がり)
市場でみんなが「これ、Yesになりそうだな」と騒ぎ始め、Yesチケットの価値が80セントに跳ね上がりました。
皆様の手元には、昨日50セントで手に入れた「Yesチケット」がまだあります。ここであなたはこう考えます。
「結果発表まで待てば100¢($1)になるかもしれないけれど、もし今から急落して0になったら怖いな。今のうちに80¢で売って利益を確定させよう(利確)」
ここで皆様が「売る」ボタンを押すと、今度は以下のような人と新しくマッチして、取引が成立します。
新しくマッチする人:
「今からでも遅くないから、80¢払ってでもYesチケットが欲しい!」と思って板で待っている別の人(または裏返しのNoを20¢で買いたい人)。
これによって、皆様は「50¢で仕入れたものを、80¢で売却した」ことになり、結果を待たずに、その場で30セントの利益を丸々ゲットしてゲームを終了できます。
💡 予測市場の「2つの勝ち方」
つまり、このゲームには以下の2つの出口(利益の出し方)があります。
- パターンA:50¢で買って、満期までじっと持つ。予想が当たれば100¢($1)になり、50¢の利益。
- パターンB(途中売却):50¢で買って、途中で80¢に上がった瞬間に売る。結果に関係なく、その場で30¢の利益。
さらに詳しく:損しないために
Kalshi(カルシ)の取引において手数料を極力無料(または格安)にするための具体的なコツを分かりやすく解説します。
基本は常にメイカー:「指値注文(Limit Order)」を置いて待つ
今すぐ買える価格(成行)でポチッと押すと、自動的にテイカー手数料が引かれます。
少し面倒でも、現在の取引価格よりも1セント安い(または高い)価格で指値注文(Limit Order)を板に並べ、他のユーザーがそれに食いつくのを待つことで、メイカー手数料(格安または無料)が適用されます。
注文が誰にも買われずに「キャンセルした場合」、キャンセル料は一切かかりません。
メイカー手数料「0%(無料)」の対象市場を狙う
Kalshi (カルシ)では特定の主要市場において、メイカー手数料を一律 0%(完全無料) にしているケースがあります。
例: S&P 500 や Nasdaq-100 などの主要な株価指数連動型市場
これらの市場では、指値(メイカー)で注文を並べておけば、取引手数料を完全にゼロに抑えられます。
「大本命(98¢以上)」または「大穴(2¢以下)」を取引する
Kalshi(カルシ) の手数料算出数式(価格 × (1 – 価格))の特性上、以下の価格帯の契約は注文方法(メイカー/テイカー)に関わらず最初から手数料が 0ドル(無料) になります。
- ほぼ確実に勝つ予測: 98¢〜99¢で推移している契約
- ほぼ負けが確定している大穴: 1¢〜2¢で推移している契約
「50¢前後」のコイントス市場での成行買いを避ける
最も手数料が高くなるのは、予測の確率が「五分五分(40¢〜60¢)」の膠着した市場です。この価格帯でテイカー注文(今すぐ買う)を繰り返すと、手数料だけで利益がかなり削られます。50¢付近の市場こそ、必ず「メイカー(指値で待つ)」を徹底するようにします。
隠れたコスト「デビットカード入金」を絶対に避ける
取引手数料をいくら無料にしても、軍資金の入金方法を間違えると大損します。
- デビットカード / PayPal / Venmo: 入金および出金のたびに 2% の決済手数料 が引かれます。
- ACH送金(米国の銀行口座からのオンライン送金): 入出金ともに 完全無料 です。
私の素人的素朴な疑問
Geminiの予測市場
米国内で『金融かギャンブルか』の大論争が起きている
ハワイやユタのようなギャンブルが一切禁止されている州の住民でも、金融商品の形をとることで、合法的に利用可能です。
しかし、州政府が「ギャンブルだ、違法だ」とキレて禁止法案を準備中なので、今後のこのゲーム利用には、注意が必要です。
つまり、「グレーゾーンでの全面戦争中」です。
プラットフォーム側の主張(連邦法):
天候や経済指標、大統領選の結果などは「将来の経済リスクをヘッジするための先物取引(コモディティ)」であるという解釈だからです。
ニューヨーク州の主張(州法):
アメリカではギャンブルの規制権限は基本的に各「州」に委ねられているため、州のルールに従うべきだという言い分です。
「不確実な未来の結果(スポーツの試合や選挙など)にお金を賭けて、当たれば配当を得て外れれば没収される仕組みは、本質的にギャンブルだ」と切り捨てています
しかし、Kalshi(カルシ)やGemini(ジェミナイ)他のプラットフォームは金融口座として「18歳以上」から参加を認めており、州政府は「未成年をギャンブル中毒の危険に晒している」と問題視しています。
注意点
ハワイ在住者は?
ハワイ州はカジノやスポーツベット、さらには州営宝くじ(ロト)さえも一切認めていない「全米で最もギャンブル規制が厳しい州」の1つですが、予測市場(Prediction Markets)は独自のロジックでその網をすり抜けています。
現時点(2026年8月)で Kalshi(カルシ) のシステム(Webull など他の経由を含む)を利用可能です。
予測市場は、お金を賭けて一喜一憂するギャンブルではなく、将来のリスクを回避(ヘッジ)するための「商品先物取引(Futures Trading)」や「株の売買」と同じ金融取引であるという解釈をとっています。
アメリカでは、金融や先物取引の規制は「州法」ではなく「連邦法(国全体の法律)」が最優先で適用されます。
そのため、ハワイ州が州法でギャンブルを禁止していても、国が「これは合法な金融商品です」と認めているため、ハワイ在住者も問題なくアクセスできるという状態になっています。
ハワイ州側の主張
ハワイ州議会では、予測市場を州法上の「違法ギャンブル」の定義に強制的に組み込んで、州内での利用を全面的に禁止(シャットダウン)しようとする法案(House Bill 2198)が提出され、現在も激しく議論されています。
現在は「利用可能」:
法的挑戦は続いていますが、現時点(2026年8月現在)でハワイ在住者はアカウントを開設し、取引を行うことが可能です。
しかし、前述のニューヨーク州同様、ハワイ独自の禁止法案(HB 2198)が可決された場合、ある日突然ハワイからのアクセスが遮断されるリスクことを念頭に置いておいてください。

