前回、「話題のKalshi(カルシ)を使っているWebull(ウィブル)やRobinhood(ロビンフッド)でPrediction Markets(予測市場)をする」というブログを書いたところ、本家のKalshi(カルシ)のPrediction Markets(予測市場)のほうも理解したいとのリクエストをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
Kalshi(カルシ)について、素人が始めるにあたり、賢く利用するためのポイントを網羅していますので、ぜひ、ご覧ください。
まずは、Kalshi(カルシ)のリファーラル(紹介)リンクを掲載させていただきますので、よろしければご利用ください。ここからKalshi(カルシ)に登録して、7日以内に25ドル分の取引をすると、25ドルが入ります。
皆様が登録されると、皆様もどなたかにご紹介してさしあげることができ、紹介してあげた方だけでなく、皆様にも同じ特典が入りますので、「どんなものか手始めにやってみる」のに良いのではないでしょうか。
話題のKalshi(カルシ)
Kalshi(カルシ)は、米国のCFTC(商品先物取引委員会)に規制されている「Prediction Market(予測市場)」のみを専門に運営している会社(取引所)です。
米国内で『金融かギャンブルか』の大論争が起きている、今まさに最先端のホットな市場です。
- 予測市場(Prediction Markets)は、金融市場(バイナリーオプションなど)に近い仕組みで動いています。
- 仕組み: 「Yes」か「No」かの二択のコントラクト(契約)を売買します。自分の予測が当たれば満期にキャッシュバックされ、外れれば価値がゼロになります。
- 取引対象: NFLやNBAなどのプロスポーツの結果、経済指標、暗号資産(仮想通貨)の価格変動など、多岐にわたるリアルタイムのイベントが対象です。
Yes かNoかなら、負けそうだと思った時にも指をくわえてみているだけしけできないのかというと、途中退出も可能です。
株の売買のように、結果が出る前に、「途中で売却して利益を確定できる(または損を小さく抑えられる)」「利確・損切り」ができます。ただし、確実ではないので、その点も詳しくご紹介します。
予測市場(Prediction Markets)の主要カテゴリ5選
ではどんな市場があるのでしょうか?主要なカテゴリ5選を紹介します。
📈 金融・経済(Finance & Economics)
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- 株価指数: 「今日の午後4時に、S&P 500 / Nasdaq-100 は前日比プラスで終わるか?」
- 中央銀行の政策: 「FRB(米連邦準備制度理事会)は次回の会合で何パーセント利下げするか?」
- 経済指標: 「今月発表される米国のインフレ率(CPI)は、市場予想の2.5%を上回るか?」
- 仮想通貨: 「今週中にビットコイン(BTC)は65,000ドルに到達するか?」
🏛️ 政治・選挙(Politics & Government)
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- 大統領選挙・国政選挙: 「次の大統領選挙で、民主党と共和党のどちらが勝つか?」「各州(テキサスやペンシルベニアなど)の勝者は誰か?」
- 法案の可決: 「最高裁判所は〇〇の法案に対して合憲判決を下すか?」
- 政府の動き: 「今月中に政府機関の閉鎖(シャットダウン)は起きるか?」
🏈 スポーツ・エンタメ(Sports & Culture)
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- スポーツの試合・記録: 「今年のスーパーボウル(NFL)で優勝するのはどのチームか?」「NBAの今シーズンのMVPは誰になるか?」
- 映画・エンタメ: 「今週末公開の映画の興行収入は〇〇ドルを超えるか?」「アカデミー賞の最優秀作品賞はどの作品になるか?」
- 気象・自然災害: 「今年の夏にニューヨークで観測史上最高気温が更新されるか?」「今シーズン、ハリケーンが何個アメリカ本土に上陸するか?」
🚀 テック・サイエンス(Tech & Science)
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- AI・テック企業のリリース: 「OpenAIは〇月までに次世代モデル(GPT-5など)を一般公開するか?」「Googleはいつ Gemini 3.5 Pro をリリースするか?」
- 宇宙開発: 「スペースXの次回のロケット(スターシップ)の打ち上げは成功するか?」
- Appleイベント: 「次回の新型iPhoneの発表会で、価格は値上げされるか?」
📰 世界情勢・ニュース(World & Current Events)
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- 渡航・入国規制: 「〇月までに欧州への渡航に新しい電子渡航認証が必要になるか?」
- 国際機関の決定: 「WHO(世界保健機関)が新しい国際的な緊急事態を宣言するか?」
Prediction Markets(予測市場)の手数料
手数料は非常に安いですが、どのようにかかってくるのか見ていきましょう。
- 「購入するコントラクト(契約)の価格(予測の確率)」に応じて変動する数式ベースの仕組みになっています。
- 「五分五分(50¢付近)の市場が最も手数料が高く、極端な大穴や大本命ほど安くなる」ようになっています。
- Taker:係数 0.07
- Maker:係数 0.0175
- 通常の取引手数料(Taker)
0.07 × 価格 × (1 − 価格) × 契約数 - Maker手数料
0.0175 × 価格 × (1 − 価格) × 契約数
これだけではわかりにくいので、このTaker(テイカー)とMaker(メイカー)についてを先にご紹介し、のちに、計算方法を案内します。
「メイカー」と「テイカー」
Taker(テイカー)とは
一口1ドルのチケットを買う金額がアプリに表示されています。
このままの金額でぽちっと購入する人は、Taker(テイカー=表示されたままの金額で購入する人)になります。
例えば、フリマで言うと、出ている価格のまま購入する人です。
Maker(メイカー)とは
「板(オーダーブック)」に表示されている、より安い金額をオファーする人です。(表示されている金額で即時購入できない場合です。こちらは後述します)
フリマで言うと、売り手に、「もう少し安いこの金額で売って」とオファーをMakeする人です。
なぜMakerのほうがTakerより手数料が安い?
Kalshi(カルシ)では、単純に購入されるより、活発に取引されることがKalshi(カルシ)を盛り上げる要素とみなしており、お礼として、MakerはTakerの約1/4の手数料になります。
いちいち計算するのは面倒なので、おおざっぱに、
予測の確率が五分五分(50セント)のときが最も手数料が高くなり、
確実性が高い(90セント)または大穴(10セント)のときは安くなる、
と覚えておいてください。
Taker(テイカー)手数料の例
ここでは100口分購入する人の手数料を紹介します。
Taker(テイカー(表示価格のまま購入))した場合の手数料目安は以下の通りです:
- 1口10セント(大穴)で100口買う場合:手数料は 0.63ドル
- 1口50セント(五分五分)で100口買う場合:手数料は 1.75ドル(最大値)
- 1口90セント(大本命)で100口買う場合:手数料は 0.63ドル
この計算方法はこのようになっています
- Taker:係数 0.07
- 通常の取引手数料(Taker)
0.07 × 価格 × (1 − 価格) × 契約数
- 10¢ → 0.07 × 0.10 × 0.90 × 100 = 0.63ドル
- 50¢ → 0.07 × 0.50 × 0.50 × 100 = 1.75ドル
- 90¢ → 0.07 × 0.90 × 0.10 × 100 = 0.63ドル
Maker(メイカー)の場合は係数がこの1/4なので、手数料はこの1/4になります。
手数料を安くしたい
表示価格のまま購入せず、Orderbook(オーダーブック=板)から、指値注文(Limit Order)を入れると、Maker(メイカー)とみなされ、手数料が約1/4になります。(詳しくは後述します)
Maker メイカーになる
アプリで、Orderbook(オーダーブック=板)をクリックします。
例えば、画面(板)に出ている現在の価格が53セントであれば、「52セントになったら100口買う」という設定にして注文を出します。
すると、皆様の注文は「52セントで買いたい人がいるよ」と画面(板)に並んでキープされます。その後、市場の価格が下がって、誰かが「52セントで今すぐ売りたい(テイカー)」と皆様の注文に食いついた瞬間に取引が成立し、皆様は手数料が非常に安い(メイカー)で契約を手に入れることができます。
実際の例

NOの下に出ている2.05Xは、手数料を差し引いた後の、現在の実質倍率です。
この状態のままNOという結果だった場合、購入金額の2.05倍が入ります。

この例ではNOをクリックするとします。
購入金額を入力して、購入します。


下の画像では、現在、Noは48¢(Takerテイカーとして購入する金額)ですが、
Orderbook(オーダーブック=板)の赤色の文字はこの金額で売りたい人の口数(皆様が購入するのはこちら側です)、
緑色の文字は、この金額で買いたい人の口数があります。

購入例と実際のTaker&Makerの手数料
48¢で100口注文した瞬間の動き

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- 第1ステップ:16口が即座に成立(Taker取引)
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- 皆様が100口の注文を出すと、システムが自動的に、板に既存の41口を瞬時にマッチングさせます。
- これにより、まず16口分が48¢で即座に購入完了となります。
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- 第2ステップ:残りの84口が板に載る(Maker取引)
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- まだ購入できていない残り「84口」は、消滅しません。
- 今度は皆様が「48¢で84口買いたいです」という新しい買い手(Maker)として、緑色の文字(Bid)のエリアに皆様の注文が表示され、誰かが売ってくれるのを待つ状態になります。
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- 第3ステップ:誰かが売りに来たら順次成立
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- その後、別のユーザーが「48¢でNo(またはYesの売り)」を決済しに来るたびに、皆様の84口から10口、20口……と順番に売買が成立していきます。
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- 第1ステップ:16口が即座に成立(Taker取引)
手数料(TakerとMaker)はどうなる?
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- 先に即時成立した16口 ➔ Taker手数料(係数0.07)が適用
- 板に並んで後から成立した84口 ➔ Maker手数料(係数0.0175)が適用
利益
1口1ドル
この、53¢や47¢というのは、「当たったら1ドル(100セント)になるチケットの、今の1枚あたりの値段」です。
この金額は「チケット(1枚)の価格」
予測市場では、「予測が的中したら、1枚につき必ず1ドル(100¢)がもらえるチケット(一口)」を売り買いします。

例えばYes をこの価格(53¢)で買っていて、当たった場合:
今、この画面では、Yesチケットを1枚買うのに53¢かかります。
もし予想が的中したら、このチケットは$1(100¢)に変身します。利益は「100¢ − 53¢ = 47¢の儲け」になる計算です。(単純計算の場合)
※もし予想が外れたら、チケットの価値は0円(ゼロ)になり、買った53¢は没収されます。
さて、このYesの下にある1.79xですが、この場合の、先ほどのTaker(テイカー)手数料を引いた結果、実質支払った金額の1.79倍になりますよ、ということです。
53¢x1.79=約95¢。支払った53¢を引くと、一口当たり約42¢の利益が実際の利益となります。
なので、YesとNoの下の倍率が、実際の受け取り金を算出する計算に使うのにもっとも適していると思ったほうが良いです。
結果を待たない売買方法
予測市場は、締め切り時間までチケットをじっと持っている必要はありません。株と同じように、途中で自由に売却して抜けることができます。
売り抜け&損切の方法
売り抜けを例を使って、紹介します。
たとえば、Yesチケットを「30セント」で1枚買っていた人がいるとします。
Yesチケットの値打ちが上がってきて今53¢なので、「もう十分儲かったから、結果を待たずに今のうちに利益を確定させて終わろう(利確)」と考えます。
もちろん、結果が出るまで待てば、$1になるので、購入金額の30¢を引くと70¢の儲けになりますが、負けると、ゼロになり、30¢損したことになります。
なので、買った時に比べると利益は少ないですが、53¢の今、53¢- 30¢ = 23¢の利益を確実に取る、というわけです。
💡 予測市場の「2つの勝ち方」
つまり、このゲームには以下の2つの出口(利益の出し方)があります。
- パターンA:満期までじっと持つ。予想が当たれば100¢($1)になり、100¢‐ 購入金額=利益
- パターンB(途中売却):例えば40¢で買って、途中で80¢に上がった瞬間に売る。結果に関係なく、その場で40¢の利益。
さらに詳しく:損しないために
Kalshi(カルシ)の取引にお格安にするための具体的なコツを分かりやすく解説します。
基本は常にメイカー:「指値注文(Limit Order)」を置いて待つ
今すぐ買える価格(成行)でポチッと押すと、自動的にTakerテイカー手数料が引かれます。
少し面倒でも、現在の取引価格よりも1セント安い(または高い)価格で指値注文(Limit Order)を板に並べ、他のユーザーがそれに食いつくのを待つことで、Makerメイカー手数料(格安)が適用されます。(=つまり、Orderbook(オーダーブック)を開いて、今の値段とは異なる値段で注文を入れる)
注文が誰にも買われずに、取引が成立しない場合は、キャンセル扱いになります。(手数料はかかりません)
隠れたコスト「デビットカード入金」を絶対に避ける
取引手数料をいくら無料にしても、軍資金の入金方法を間違えると大損します。
- デビットカード / PayPal / Venmo: 入金および出金のたびに 2% の決済手数料 が引かれます。
- ACH送金(米国の銀行口座からのオンライン送金): 入出金ともに 完全無料 です。
米国内で『金融かギャンブルか』の大論争が起きている
このKalshi(カルシ)、ハワイやユタのようなギャンブルが一切禁止されている州の住民でも、金融商品の形をとることで、合法的に利用可能です。
しかし、州政府が「ギャンブルだ、違法だ」として禁止法案を準備中なので、今後のこのゲーム利用には、注意が必要です。
つまり、「グレーゾーンでの全面戦争中」です。
プラットフォーム側の主張(連邦法):
天候や経済指標、大統領選の結果などは「将来の経済リスクをヘッジするための先物取引(コモディティ)」であるという解釈だからです。
ニューヨーク州の主張(州法):
アメリカではギャンブルの規制権限は基本的に各「州」に委ねられているため、州のルールに従うべきだという言い分です。
「不確実な未来の結果(スポーツの試合や選挙など)にお金を賭けて、当たれば配当を得て外れれば没収される仕組みは、本質的にギャンブルだ」と切り捨てています
しかし、Kalshi(カルシ)のプラットフォームは金融口座として「18歳以上」から参加を認めており、州政府は「未成年をギャンブル中毒の危険に晒している」と問題視しています。
注意点
ハワイ在住者は?
ハワイ州はカジノやスポーツベット、さらには州営宝くじ(ロト)さえも一切認めていない「全米で最もギャンブル規制が厳しい州」の1つですが、予測市場(Prediction Markets)は独自のロジックでその網をすり抜けています。
現時点(2026年8月)で Kalshi(カルシ) のシステムを利用可能です。
予測市場は、お金を賭けて一喜一憂するギャンブルではなく、将来のリスクを回避(ヘッジ)するための「商品先物取引(Futures Trading)」や「株の売買」と同じ金融取引であるという解釈をとっています。
アメリカでは、金融や先物取引の規制は「州法」ではなく「連邦法(国全体の法律)」が最優先で適用されます。
そのため、ハワイ州が州法でギャンブルを禁止していても、国が「これは合法な金融商品です」と認めているため、ハワイ在住者も問題なくアクセスできるという状態になっています。
ハワイ州側の主張
ハワイ州議会では、予測市場を州法上の「違法ギャンブル」の定義に強制的に組み込んで、州内での利用を全面的に禁止(シャットダウン)しようとする法案(House Bill 2198)が提出され、現在も激しく議論されています。
現在は「利用可能」:
法的挑戦は続いていますが、現時点(2026年8月現在)でハワイ在住者はアカウントを開設し、取引を行うことが可能です。
しかし、前述のニューヨーク州同様、ハワイ独自の禁止法案(HB 2198)が可決された場合、ある日突然ハワイからのアクセスが遮断されるリスクことを念頭に置いておいてください。
動画を作りました
よろしければご利用くださいませ!
Prediction Market(予測市場)を実際にやってみる際に使える画像の案内もブログに書いていますので、ぜひご参照ください。




