ちょっとおおげさなタイトルになってしまったけれど、
カルチャーの違いに、ショックまでいかないんだけど、わおーと驚いたのですよ
先日、郵便局へ行きましてね
日本へ送るためのフラットレートの封筒を探したけれど、見つからないから、
並んでカウンターにたどり着いたら尋ねようと思ったんです。
で、自分の番が来て、フラットレートの封筒をくださいというと、外に置いてるから取って、といわれ、「あるのですか?気づかなかった!」と列から外れて、探したら、あったんですよ、1枚だけ!
でも、やぶれていたので、カウンターに向かって、「あったけど破れているから、きれいなのをもらえますか?」と聞いたら
「じゃ、これ、ついでに置いておいて」と、局員さんに、封筒を束で渡されましてね。
最初は、これは本当に、態度が悪いんじゃないのかと思ったんです。でも、その後、「あなたの手書き文字、かわいいわね!」とその局員さんから言われ、
その局員さんは体をボキボキ鳴らし始めて、私がびっくりした顔をしたら、「そうなのよ、肩こりがすごくてね、整体にいかなきゃ治らないわよ、ほら、ほら」と、さらにボキボキ鳴らしてくれました。
ものすごくフレンドリーなだけでした。
そして窓口にいたおじさんは、いつもぶっきらぼうなのですが、その女性に「僕は人の体がボキボキ鳴る音を聞くのが嫌なんだ、やめてくれよ」といい、女性は大笑いして、ふたりはそれでじゃれあっているようでした。
どうも女性はまだ新人のようで、私が渡した関税書類をおじさん職員がその女性に見せて、「君にはこれままだ任せられないよ!難しいんだからね!」と楽し気に何度も言い、
「どうするの?」と笑いながら聞く女性に、結局丁寧におじさんは教えていました。
ハワイの郵便局もけっこうくだけていて、「あなたの名前、私の姪のミドルネームと同じよ!」とかね、話しかけられたりしてましたが、ジョージア州の郵便局はなんかもっとすごいなあと思います。
先日、他の郵便局で、局員さんがご自身が病気になった話をお客さんにしながら作業していたら、みんながその会話にはいりはじめて、次第に医療費の話になってから、政治をなんとかしろという話になって皆で大盛り上がりになり、なんだこの見知らぬ人同士の団結、盛り上がり、すごいな~と私は眺めておりました。。。。
郵便局でカルチャーにびっくりしたのはそれだけではないんです。私の前で大きな大きな段ボール箱をもっていた女性がいて、それがね、頭の上にのせていらしたんです。
手でささえもせずに。美しい姿勢で、よそ見もできちゃう。頭の上にものすごく大きなものを乗せて歩く女性をテレビでみたことはあるけど、目の真ん前で見るのは初めてで、感動しました。
「アフリカへ送るの!」と、女性はおっしゃってました。
その前の女性は、UPSと大きく書いた小包を持っていて、「わたし、これをドロップオフしにきただけだから」と言い、局員さんが「うちはUPSじゃないよ。USPSだよ」というと、「じゃ、どこへいけばいいの?」と女性。「UPS」と局員さん。「Oh!Ok!」とすんなり立ち去って行った女性。明るかったです。
なんだか、お芝居でも見てるみたいだなあと思っていたわたしです。
その前の前には、ご夫婦がいたんですけど、奥様は、目だけが見える、黒い衣装。布をかぶって髪を隠していらっしゃる女性は多くみかけますが、目だけというのはきびしい宗教の方ですよね。ご主人が局員さんに変わりに話をして、女性は一言も話をされませんでした。妻の本人確認のどうのこうのとご主人がおっしゃってたんですけど、お顔が見れないでどのように本人確認するのかよくわからず、その辺のことを郵便局員さんはよく把握していらっしゃるみたでした。
私だったらよくわからず、なんかへまをしそうです。
人種のるつぼと言われているハワイから来たけれど、こちらの人種の違いはさらに幅広いよな、と思います。こんな体験をするたびに、いろんな体験をできて嬉しいなと思います。
だけど、仕事をするとなると、大変そうだなって思いますね。「ついでにこれやっといて」とか言われたら、やっぱり、かちんときちゃうかもしれないなあ。