ハワイにいた頃、会社勤めをしていましたが、会社の中で契約書類の公証をしていました。
会社の中での仕事だけれど、外部の方が時々、公証依頼に来られるので、それらもしておりました。
公証というと、なんやそれと思いますけれど、内容は、サイン証明係です。
この人が目の前でサインしたので、これはこの人のサインだと私が保証します、という、歩く印鑑証明書です。
って書くと、他の公証人さんに失礼かもなので、ちゃんとした仕事だよと説明すると、
試験があって州政府の資格がいり、資格更新時に毎回1,000ドルのボンド(保証金)の保険を納めないといけないので、ちゃんとしてないといけない仕事です。
で、2度ほど、ハワイ在住の日本人のお友達からの遺産分割協議書と宣誓供述書の公証をひきうけました。同僚さんたちも、外部の日本人の方から依頼を受けて何度か公証されていたので、昨今増えているのだと思います。時代ですね。
公証後、問題なく処理されたとのことなので、よかった、と胸をなでおろしたのですよ。
というのは、逆バージョンの話ですが、アメリカの書類(うちの場合は、不動産関連)に日本やカナダなどアメリカ国外でサインする場合、
役場で署名を公証してもらうだけではアメリカ政府から公式な公証として受け付けてもらえなくて、外務省が発行する「アポスティーユ」という書類を付けてもらわないといけないのですよ。
逆もしかりとおもいきや、日本では遺産分割協議書と宣誓供述書に関しての公証にはアポスティーユは不要なようです。しかし戸籍謄本や登記簿謄本などのより法的なものにはやはり必要だそうです。書類によって異なるのですね。
この遺産分割協議書と宣誓供述書に私がサインする日が来るとはなあ、と感慨深く思いながら、英文書類を作成しました。そうなんです、日本の父が亡くなったので、司法書士さんから書類を受け取りました。
と書くと、遺産をもらったか!と思われるかと思いますが、遺産は田舎の土地など「負」の遺産ばかりで、兄が引き受けてくれることになりました。感謝しています。
あ、「負」とか言っちゃった。田舎の神社も含まれているので、神社は「負」ではないです、神様ごめんなさい。
長男がいてくれるおかげで、末っ子の私は勘当されても海外へ出て、好きに生きてこられたのだと思います。困った時に助けてくれた姉にも感謝しています。
私の息子はひとりっこなので、きょうだいがいなくて、申し訳なく感じます。せめて、息子の負担にならないように生きていきたいなと思ってます。
そうそう、ちょうど息子が来たのですよ。
昨日、旅先のヨーロッパからアトランタ空港へ夜遅くに到着して、今朝、早くにアトランタからカリフォルニアへ出発しました。
ハーイ!バーイ!って感じです。10時間滞在。シャワーして寝てまた出かけた感じです。
カリフォルニアで仕事をしたら、また数日後、アトランタへ飛んできてくれて、次のアメリカ本土での仕事までの1週間、うちで過ごしてくれるので、親子の時間を楽しめそうです。
ハイキングに連れてってあげて、やきそば作ってあげて・・・と、いろいろ考えてます。