6月3日は待ちに待った、メタリカのコンサートでした。
一人で申し込んでいたので、一人で参加。ドキドキ&わくわくでした
場所はジョージア州、アトランタにある、メルセデスベンツ・スタジアムというところで、街の中心。まわりのパーキングは軒並みソールドアウト。空いているところは少し歩かないといけない。しかも、高い!50ドル以上します。
ということで、できるだけ会場に近いMarta(アトランタの電車)の駅まで車で行き、そこで無料のパーキングに車をとめて、そこから電車に乗っていくことにしました。
駅も場所によって、怖かったりします。私が初めてアトランタへ引っ越しの下見に来た時の最寄り駅は、街中だったこともあり、Martaの駅が地下になっていて、エレベーターに乗ったら、尿の臭いとゴミだらけというカオスでした。
その近辺の別の駅の入り口の前には、窓ガラスが全部割れた、廃墟のビルがあったし。。。
でもこの駅は、事前に調べてたんですけど、改装されて安全性を高める工夫がいろいろされているとのこと。パーキングから駅までの桟橋も、閉塞感が無くて、ほっとしました。
電車には何回か乗っているので、スムーズに乗れました。
駅から会場はすぐでした。すごい、でかい。
セキュリティーゲートを通って、中に入ると、1時間前に着いたのですが、MetallicaのTシャツなどを買う人がいっぱい!
私の席は3階です。会場が大きくて遠い!
会場のいたるところに、フードを売ってるお店があり、エスカレーターも廊下も吹き抜けで、席を離れてうろうろしても、Metallicaの場合はステージですが、スポーツ観戦なども、見逃さずに済みそうな設計で、すごいなあーと感激しました。
下の写真の右側のガラス窓のところに二本、平行に線がありますが、それらが渡り廊下です。それ以外にも、1階と2階席の隙間、2階と3階席の隙間からステージを見れるようオープンになっていました。
ファンの方たちは、皆、メタリカのTシャツを着ていましたが、デザインは違えど、ベースは黒です。
黒Tシャツから頭と腕がつきでた人たちが山ほどいるのは、何かのアートみたいで、ちょっとざわざわしちゃう。気持ち悪いって言ったら、いけないと思いますが、ひーって思っちゃって。思わず撮って、「みんなに見てもらおう」なんて思ってしまって。見てください。
メタリカのTシャツのデザインにもなってるこのイラストが、アニメちっくでめちゃかわいい。
このドーナツ型のステージで、アリーナ席の人たちは、ドーナツ型の中央にも入って見れるし、外側からも見れるのですよ。で、ドーナツの中央ラインには、火が出る設定があって、端ではなく中央だから、どこかわかりにくいから、ステージ上を動き回っているメンバーが焼けちゃわないか、怖くてドキドキしました。
一度メタリカのボーカルのジェームスはこれで瀕死の大やけどを負ったし。でも、やるなんて、トラウマ克服力がすごいですな。
どんどん人が集まってきました。
6時のオープニングはSuicide Tendencyというバンドでした。音響が良くなくて、会場がそういう作りなのかとがっかりしました。
次は、7時からPanteraでした。Panteraは、有名な曲がいくつもあるから、おー知ってる知ってる、と、楽しめました。音響は、Suicide Tendencyよりベターでした。
ひょっとしたら、音響が悪いのは、会場の作りのせいではなくて、オープニングバンドのためのサウンドチェックの時間が足りなかったのかなあ、そうだったらかわいそうだなあと思いましたよ。
Metallicaは9時前から始まりました。オープニングにかかっていたのは、AC/DCの曲でした。
かっこいいいいいい!
なんというのか、一流のバンドは、やはり、違うのだと思いました。すべての曲に精魂込めて体力を使い切っちゃいそうに演奏する、すばらしいです。
この8個の円柱のスクリーンは360度、曲に合わせた映像を写すし、そのまわりには、コップの取っ手のようにつなげた山ほどの数のアンプ。
ステージの誰もがちゃんとメンバーを見れるように、ドラムセットがドーナツ型のステージの下から出てくる箇所が4-5か所もあって、数局ごとに場所を変えてくれる。
円柱のスクリーンから巨大な白黒のビーチボールが山ほど一斉に落ちてきて、フロアのファンが頭上で転がす。
炎も火花も出るステージ、ものすごく計算された演出に、エンターテイメント性抜群で、すごく楽しかったです。
前回のDisturbedもでしたが、アンコールが無いんですね。でも、メンバーは、終わってもステージに残って、ピックをファンにばらまいたり、話しかけたり、ファンサービスもすばらしかったです。
最高でした!
さて、会場を出る時、もうね、出口どこ?山ほどのいかつい人たちの大移動です。トイレなんて、普段、女性トイレしか混んでるのを見たことないけど、男性トイレは外まで行列。女性トイレはいつ行ってもスカスカでした。女性ファンも多く来られてましたが。
やっと会場を出たら、入った時と違う場所に出ちゃって、そこからMartaの駅まで、ナビを使ってもわからず、人に聞いたりしながら、ようやくたどり着きましたが、ここへたどり着くまで、横目で見る車の大渋滞はすんごかったです。
着いた、やっと着いた!駅は、混んでいましたが、日本のそれほどではなくて、やはり車社会なんだなと感じました。
ファンだらけの電車に5駅ほど乗って、駐車場へ行き、車に乗って、20分ほど運転して、自宅へ帰りました。家に着いたのは、午前12時半。
疲れて、そのまま床で寝てしまって、寒くて目が覚めて、それから化粧を落として、汗かいたままでしたが、シャワーを浴びる気力もなく、着替えてベッドにもぐりこんで寝てしまいましたわ。
緊張していたのも疲れた理由にあると思います。
コンサートより、夜、夜道を歩くこと、Martaに乗ること、駅で車へ乗り換えること、それが怖かったです。
でもそれは全然安全でした。
コンサート会場では、私の前の席が空いていて、勝手に座った父と息子二人。
息子を置いて父がトイレに行った間に、その席の持ち主が来て、そこは僕の席だというも、子供(といっても高校生ぐらい)は、癇癪を起して怒鳴りだして、どかない。
セキュリティーがやってきたけど、どかない。
立ち上がって、怒鳴っているから、背が高くて、私はステージが見えない。
しばらくして父親が来て、でも、しらーっとして、どかない。
セキュリティーがまたきて、父親に説明したら、謝りもせず、父親が移動。すると、癇癪起こして怒鳴っていた子供たちも素直に後を追い、親子3人は、正しい席(後ろのほう)へ移動していった、
ということがあったり、
帰りに出口を求めてぎゅうぎゅうで通路を移動中に、押した、押してない、と、喧嘩が始まる。「やだ、とばっちりで、なぎたおされないように、離れなきゃー!」と、隙間を狙って前進するちびの私。
「一人で来てるの!」と、声がかかる。さすがに、一人で来ているアジア人は見かけなかったので、珍しそうだ。なんやかんや、話しかけられる。そして、アトランタの人たちは、皆、フレンドリーに思います。
しかし、わたしは余計な警戒をして、緊張する。
いや、緊張して、疲れて、翌日も引きずりました。若くないなー。
「明日から、スポーツをして、体を鍛えよう」と思いました。
そして、明日は、「明日」「明日」と永遠に先のばしにされていくのでした。
コンサートは、緊張したけど本当に楽しかった。メタリカのコンサートは2回目でしたが、また機会があれば、絶対行きたいです。一人ででも。ははは