会員制倉庫型小売りチェーン大手のSam’s Club(サムズ・クラブ)とCostco(コストコ)、皆さまは、どちらかのメンバーでしょうか。
私は一人暮らしですが、以前まだ息子と暮らしていた時に、まずはCostco(コストコ)の会員になり、その後、「Sam’s Club(サムズ・クラブ)でしか買えないベビーレタスが食べたいから」という理由でSam’s Club(サムズ・クラブ)の会員にもなり、両方を利用させてもらってきました。
Sam’s Club(サムズ・クラブ)にあってCostco(コストコ)に無い商品があったり、Costco(コストコ)にあってSam’s Club(サムズ・クラブ)には無い商品があったり、同じ商品でも価格が違ったりしますが、
ジョージア州アトランタ郊外に引っ越してきて、私の今暮らしているところは近くにSam’s Club(サムズ・クラブ)があり、ガソリンスタンドも併設されていて、買い物のついでに給油できるので、そして一人暮らしのため、そこまで買い物しないので、次回の更新の時にはCostco(コストコ)は更新せず、Sam’s Club(サムズ・クラブ)だけにしようと考えています。
とはいえ、Costco(コストコ)は日本にもありますし、日本でも利用されたい方にはCostco(コストコ)も捨てがたいと思います。
今回Sam’s Club(サムズ・クラブ)をCostco(コストコ)と比較してみました。
Sam’s(サムズ)とCostco(コストコ)基本情報
どちらも1983年に設立されていますが、Costco(コストコ)は世界展開しており、Sam’s Club(サムズ・クラブ)も世界へ進出していますが、会員数はSam’s Club(サムズ・クラブ)はCostcoの約1/3の約6,900万人。
米国内の店舗数は、そう変わらず、Costco(コストコ)が少し多いようです。いずれも600店舗以上あります。
Walmart(ウォルマート)も商品が安いですが、Walmart(ウォルマート)はSam’s Club(サムズ・クラブ)の親会社で、Walmart(ウォルマート)の設立21年後にホールセール部門としてオープンしたのが始まりになっています。
年間メンバー会費の比較
Costco(コストコ)
基本の「ゴールドスター」は年会費が65ドル、アップグレードバージョンの「エグゼクティブ」は130ドルです。(2025年現在:2024年9月に7年ぶりの値上げがされました)
エグゼクティブ会員は、Costco(コストコ)内での商品購入に2%の割引が付き、最大で年間1,250ドルまでの割引が受けられます。
Sam’s Club(サムズ・クラブ)
基本の「クラブ」は年会費が50ドル、アップグレードバージョンの「プラス」は110ドルです。(2025年現在:2022年10月に9年ぶりの値上げがされました)
プラス会員は、Sam’s Club(サムズ・クラブ)内での商品購入に2%の割引が付き、最大で年間500ドルまでの割引が受けられます。
- 年会費を見ると、Sam’s Club(サムズ・クラブ)のほうが安い
とはいえ、年会費はGroupon(グルーポン)やRakuten(ラクテン)ほかの割引があるからメンバーになるって方も多いと思いますし、買い物だけでなく、ガソリンのために入っている方もいらっしゃると思うので、どれが自分にとって一番最適なのかは、人それぞれのケースバイケースになりそうです。
Groupon(グルーポン)の記事はこちらに書いてます↓
Rakuten(ラクテン)についてはこちら↓
ダウングレードが可能
Costco(コストコ)同様、Sam’s Club(サムズ・クラブ)も、「プラス」のメンバーになったものの、「クラブ」年会費との差額分も得していない場合は、申し出れば「クラブ」へダウングレードし、メンバーシップの差額の払い戻しが可能です。
クレジットカードの比較
どちらのクレジットカードも、メンバーでなければ特典を得られない、特典を使えないので、メンバーの年会費は必要です。
また、Sam’s Club(サムズ・クラブ)ではクレジットカードを2種用意しており、クレジットスコアが低い場合は、サムズでのみ使えるクレジットカードが提供されます。
この記事では、どこでも使えるSam’s Club(サムズ・クラブ)マスターカードについて書いています。
Sam’s Club(サムズ・クラブ)マスターカード申請で60ドルが入る
Sam’s Club(サムズ・クラブ)マスターカードを申請してから30日以内に30ドル以上をカードで支払うと、$60が入る特典があります。
では、クレジットカードについて、
どちらも大きなキャッシュバックが魅力ですが、その違いを見ていきたいと思います。
Costco(コストコ)
- 年会費無料
- ビザカード(Citiバンク発行)
- Costco(コストコ)のガソリンスタンドで5%のキャッシュバック
(ガソリンの5%キャッシュバックは最大7,000ドルまで。それ以後は1%) - それ以外のガソリンスタンドは1%のキャッシュバック
- レストラン、旅行で3%のキャッシュバック
- Costco(コストコ)の店舗とオンラインで2%のキャッシュバック
「エグゼクティブ」メンバーは3%のキャッシュバック - Costco(コストコ)以外での購入は1%のキャッシュバック
- 海外での購入の事務手数料なし
では、Sam’s Club(サムズ・クラブ)はどうでしょうか
Sam’s Club(サムズ・クラブ)
- 年会費無料
- マスターカード(Synchrony発行(Amazon、TJ Maxなどのカードも発行している金融機関です)
- Sam’s Club(サムズ・クラブ)のガソリンスタンドで5%のキャッシュバック
(ガソリンの5%キャッシュバックは最大6,000ドルまで。それ以後は1%) - それ以外のガソリンスタンドは1%のキャッシュバック
- レストランで3%のキャッシュバック
- Sam’s Club(サムズ・クラブ)の店舗とオンラインで1%のキャッシュバック
「プラス」メンバーは3%のキャッシュバック - 海外での購入の事務手数料なし
違いが大きいのは、商品購入時のキャッシュバック率
Costco(コストコ)は基本の「ゴールドスター」での還元率が2%なのに対し、
Sam’s Club(サムズ・クラブ)は、「クラブ」は1%です。
(アップグレードのメンバーは双方とも同じ3%です。)
そこで、どちらが得か、計算してみました。
店内での買い物だけでこの年会費の元を取ろうとすると(損益分岐点)
Costcoの場合
- 「ゴールドスター」65ドル=2%キャッシュバック(3,250ドル以上の買い物で元が取れる)
(クレカを持っていないと、元は取れない) - 「エグゼクティブ」130ドル=エグゼクティブ会員の割引2%に加え、さらに3%のキャッシュバック(つまり、4,247ドルで元が取れる)(クレカを持っていない場合は6,500ドル)
Sam’s Club(サムズ・クラブ)の場合
- 「クラブ」50ドル=1%のキャッシュバック(5,000ドル以上の買い物で年会費の元が取れる)(クレカを持っていないと、元は取れない)
- 「プラス」110ドル=プラス会員の割引2%に加え、さらに3%のキャッシュバック(つまり、3,594ドルで元が取れる)(クレカ持っていない場合は5,500ドル)
こうしてみると、クレジットカードを使って買い物だけで元を取るには、
基本のメンバーシップの場合は年会費が高くてもCostco(コストコ)のほうが得のようです。
アップグレードのメンバーであれば、Sam’s Club(サムズ・クラブ)のほうが得のようです。
とはいえ、これは、買い物に限定しての考えで、ガソリンのキャッシュバックなどは計算に入れていません。
キャッシュバックの時期
注意点として、どちらのキャッシュバックも、Costco(コストコ)はCostco(コストコ)での買い物、またはメンバーシップ代、
Sam’s Club(サムズ・クラブ)はSam’s Club(サムズ・クラブ)での買い物、またはメンバーシップ代にしか使えないようになっています。
Costco(コストコ)のキャッシュバックは前年度分が翌年2月に入るようになっています。
Sam’s Club(サムズ・クラブ)のキャッシュバックは前月分が翌月入るようになっています。
Sam’s Club(サムズ・クラブ)のクレカのキャッシュバックの注意点
Sam’s Club(サムズ・クラブ)のアプリを使うと、レジに並ばなくても、ケータイで商品のバーコードを読み込み、買い物しながら会計をアプリで済ますことができるので、時短で買い物できますが、アプリで決済した場合は、このクレジットカードのキャッシュバックはつかないとのことです。ご注意ください。
ガソリンの価格、安いのはどっち
オンラインでサーチしたところ、Costco(コストコ)とSam’s Club(サムズ・クラブ)ではガソリンの価格は同じまたは、どちらかが数セント高く、どちらが常に高いというのはないようです。
いずれにしても、他のガソリンスタンドで給油するより安い傾向にあります。
お近くに無い場合は、ガソリンのキャッシュアップアプリをぜひご利用ください。無料アプリです↓
車のサービス
車のサービスをがっつり使ったことが無いので、何とも言えませんが、タイヤがパンクした時に、Sam’s Club(サムズ・クラブ)のタイヤ&バッテリーセンターで無料で直してもらいました。
Costco(コストコ)の場合は、Costco(コストコ)で買ったタイヤの場合は無料、それ以外で買ったタイヤの場合は$10.99で修理してくれます。
この場合のパンク(フラットタイヤ)というのは、何かが刺さって空気漏れをしている状態です。修理不可能な場合はタイヤの購入となると思います。
以上、Sam’s Club(サムズ・クラブ)をCostco(コスコ)と比較してみました。
なお、Costco(コストコ)についてはさらに詳しく書いてますので、ぜひこちらの記事もご覧ください↓
皆様の生活がより楽で豊かなものになりますように!
6,500 ドル以上買い物すれば、エグゼクティブの年会費の元は取れますし、3,250ドル以上買い物するのであれば、ゴールドスターとの差額の元が取れます。