アメリカ国内にお住まいの方が、アメリカ国内郵便を送りたいときのための情報をまとめました。
※2025年7月13日に価格改正があり、値段があがっています。
アメリカ国内にお住いの方が、日本へ郵便を送りたいときは、こちらをご覧ください。
郵便の名称と種類
郵便局へ行くと、通常サイズのはがき(ポストカード)や封書は何も言わなければ通常「ファーストクラス」で送られます。
封書は、軽いものなら「ファーストクラス」ですが、重くなると、「プライオリティメール」で送られます。
荷物は、「プライオリティメール」になりますが、
早く届けたいときは、「プライオリティメール・エクスプレス」というものもあり、また、
どれだけ時間がかかってもよい場合は、「グラウンド・アドバンテージ」というものもあります。
本を安く送りたいときは「メディアメール」とうものもあります 2025年7月の料金改正時に、一般のメディアメールの価格表が無くなり、商業用のみになっています。残念ですが、一般用は無くなったのだと思います。
| 速さと特徴 | 最もはやい | はやい | 遅めで低価格 | はがき&封書 | 郵便局でのみ受付 本のみ |
| 名称 | プライオリティ メール エクスプレス |
プライオリティ メール |
グラウンド アドバンテージ |
ファーストクラス メール |
メディアメール |
| 配達日数 | 1-2日内 | 1-3営業日内 | 2-5営業日内 | 1-5営業日内 | 2-8営業日内 |
| 最大重量 | 70ポンド | レター 3.5オンス以下 大型封書 13オンス以下 |
70ポンド | ||
| 料金 | $31.40から | フラットレート エンベロープ $11から フラットレート ボックス $11.70から 自前の箱: $10.05から |
$6.80から | はがき $0.61から 手紙 $0.78から 大型封書 $1.63から |
2025年7月13日の 価格改正から 一般向けの メディアメールの 料金表が 無くなりました。 |
| トラッキング | 有り | 無し 必要な場合は書留に (Certified Mail) |
有り | ||
| 保険 | 100ドルまで保障 追加保険は有料で5,000ドルまで |
無し | 有料で5,000ドルまで | ||

ファーストクラス First-Class
1-5営業日内に配達されます。
はがき(ポストカード)や手紙(封書)は通常ファーストクラスになります。
手紙(封書)はプライオリティメール(少し早い)でも送れます。(後述)

はがき(ポストカード)(ファーストクラス)
サイズ

- 最小 3.5inch x 5.5inch (8.9cm x 14cm) 厚さ1.8mm
- 最大 4.25inch x 6.125inch (10.8cm x 15.6cm) 厚さ4mm
重さ
- 3.5oz (99g)まで
料金
- $0.61
※2025年7月13日に値上がりしました。
上記のはがきサイズよりも大きいはがき(ポストカード)は、4.75inch x 6inch (16cm x 23.5cm)よりも小さければ、下記のファーストクラスの手紙料金で送ることができます。
手紙(封書)(ファーストクラス)
サイズ

- 最小 5.5inch x 3.5inch (14cm x 8.9cm) 厚さ1.8mm
- 最大 11.5inch x 6.125inch(29.2cm x 15.6cm)厚さ6.3mm
重さと料金

封書・大型封筒(ファーストクラス)
封筒の規定サイズより大きいものは、大型封筒の料金で郵送できます。
サイズ

- 最小 11.5inch x 6.125inch(29.2cm x 15.6cm) 厚さ6.3mm
- 最大 15inch x 12inch (38.1cm x 30.4cm) 厚さ19.0mm
重さと料金
左側は重さ(オンス)、右側は料金です。

※2025年7月13日に値上がりしました。
13オンス以上のものは、プライオリティーメールの金額になります。
プライオリティメール Priority Mail
1-3営業日内に配達されます。ファーストクラスより少し早く届きます。
大きさもですが、重量と距離に応じて値段が決まります。
手紙や書類も、13パウントを超えると、プライオリティメール=小包と同じ料金設定になります。
プライオリティ・フラットレート Priority Flat Rate
通常送料は重さと距離で異なりますが、フラットレートの封筒または箱に入れて送ると、定額で送れます。自前の箱で送ったほうが安いかどうか、比較してから発送しましょう。
下の表の上3行は、フラットレートの封筒です。3種類あります。
封筒・箱は、郵便局で無料でもらえます。


(※上記表の一番下のAPO/FPO/DPOは、軍関係地へ送る際の価格です)
※2025年7月13日に値上がりしました。
プライオリティメール Priority Mail
1-3営業日内に届きます。
上記定額のフラットレートと異なり、大きさ、重さ、距離で値段が決まります。
重量は70ポンドまで。(=31.75kg)
大きさは、縦+横+幅の合計が108インチまで(基本)


※2025年7月13日に値上がりしました。
ゾーンの割り出し方法
発送地から発送先までがどのゾーンに該当するかは、こちらのUSPSのDomestic Zone Chartで確認できます。
発送地または発送先のZIPコードの最初の3桁を入れ、送る日付(だいたいでよい)を入れてSubmitボタンをクリックすると、表が出てきます。
発送地または発送先のZIPコードの最初の3桁の場所を探すと、ゾーンがわかります。
ゾーンを割り出さなくても郵便料金を計算してくれる
USPSのこちらのサイト↓で、必要情報を入れていくと、何で送るのが一番最適なのかを自動で教えてくれます。
Retail Postal Calculator(送料計算)Zipコードや重さ、サイズなどを入力します。

結果は、いくつか候補が出るので、自分で最適と思うものを選んでください。
オンラインで先払い Click-N-Ship (クリック・アンド・シップ)
自宅に精密なはかりとサイズを測れるメジャー、プリンターのある人は、USPSに登録しておくと、自宅で先払いしたラベルを作成でき、貼って郵便局の受付ボックスへ入れるだけで楽です。
送るものの情報を入力し、宛先の住所を入力、クレジットカードでオンライン決済し、ラベルをプリントアウトして、荷物に張り付けるだけ。
以前は少し割引がありましたが、今現在、ビジネス登録者のみ割引があるようです。
登録はこちらから↓
画面右側が、新規登録。Sign up Nowをクリックします。
左側はすでに登録済みの方のログイン用画面です、

プライオリティー・メール・エクスプレス Priority Mail Express
翌日または2日以内に配達される保証付きです。
ただし、日曜および祝日日の配達は、プラス手数料がかかります。
重量は70ポンドまで。(=31.75kg)
大きさは、縦+横+幅の合計が166インチまで。





グラウンド・アドバンテージ Ground Advantage
文字通り、陸路で運ばれるもので、プライオリティよりも時間がかかりますが、その分安くなっています。
50州で使えます。2-5営業日内の配達
重量は70ポンドまで。(=31.75kg)
大きさは、縦+横+幅の合計が130インチ(330㎝)まで(基本)

メディア・メール Media Mail
本(8ページ以上)やCD、ビデオ、教育冊子などを安く送ることができます。ただし、ビデオゲームやコンピューター機器などは不可です。
配達は2-8営業日内。
中身が見えるように一部に窓口を開けておくか、郵便局員さんが中身をチェックしてから封をする必要があり、こちらは事前に支払うClip-N-Ship(クリップ・アンド・シップ)払いは受け付けていません。
荷物のピックアップ依頼
オンラインで集荷を依頼することができます。ただし、Clip N’ Ship(クリップ・ン・シップ)で先払いしておく必要があります。
集荷依頼はUSPSのこちらのページから↓
集荷は無料です。
その他のサービス
Certified mail(サーティファイド・メール)
確かに郵便局で受け付けたという記録が証拠となり、配達されたことを追跡番号で、確認できるものです。
郵便代金にプラス$4.85
Return Receipt / 受領書
上のCertified Mailに追加して使います。受け取った人の署名のコピーを受け取ることが可能です。署名は紙に印刷されたものを受け取りたい場合は、$4.10、デジタルだと$2.62が上記Certified Mailに追加となります。
Certified mail restricted delivery / adult signature (サーティファイド・メール・リストリクテッド・デリバリー/アダルト・シグニチャー)
Certified mail(サーティファイド・メール)には、さらに、
特定の住所に確実に届けるRistricted delivery(リストリクテッド・デリバリー)や、
大人が受け取りの署名をするAdult signature(アダルト・シグニチャー)があります。
どちらも、および両方を組み合わせたものも、料金は郵便代金にプラス$12.75です。
Insurance 保険
もともと保険がついているものもありますが、追加でも保険をつけられます。

※2025年7月13日に値上がりました。
まとめと感想
はがき、封書、定額のフラットレートは単純計算できますが、
それ以外、自前の箱に入れて送るなどは、送料とサイズ、発送地までの距離などの要素をベースに算出するため、上記の表は参考にする程度にして、
実際は、uspsのオンラインでZipコードや重さ、サイズなどの必要情報を入れていくと、何で送るのが一番最適なのかを自動で教えてくれるシステムを使うほうが正確です。
Retail Postal Calculator(送料計算)
また、私は送るものの情報を入力し、宛先の住所を入力、クレジットカードでオンライン決済し、ラベルをプリントアウトして、荷物に張り付けるだけのClick-N-Ship(クリック・アンド・シップ)を使うのが好きなのですが、
郵便局で、時間があれば、窓口で手渡すようにしています。
窓口で手渡すと、バーコードの読み取り(荷物を受け付けたことになる)をしてくれ、金額が合っているか確かめてくれます。
通常、窓口で住所の入力を手入力でされているので、Click-N-Ship(クリック・アンド・シップ)を利用すると、その分は時短になります。
包装は頑丈に
そして、残念ながら、パッケージのダメージは日本の比ではありません。箱がボロボロになって届くことも多々ありますので、包装はきちんとされてください。
盗難には気を付けて
それより残念なのは、盗難があることです。クリスマス時期などは混むことから、特にClick-N-Ship(クリック・アンド・シップ)で送料前払いにしたものをカウンターに置いておくように言われ、そのようにすると、誰もが盗れる状況となります。
郵便局の大型のポストに入れるなど、安全面は気をつけてください。
危険物は送れません
危険物は送れませんので、注意してください。
意外なものでは、アルコールを少量でも含むワイプや手指の消毒液、香水(以上は、Ground Advantageグラウンド・アドバンテージならOK)、マニキュア、処方箋は禁止されています。
USPSで受け付けない危険物はこちらに書かれてありますのでご参照ください。
FedEX
FedEXは高いイメージがありますが、国内に定型料金で送れるものがあり、これが意外とUSPSより安いので紹介させていただきます。

上から3つ目のスモールボックスは、USPSのスモールでは小さすぎる、ミドルではちょっと大きいという方にちょうどよい多きで値段も安いです。
FedEXは高いというイメージが払しょくされました。何かを送る際はぜひ検討なさってください。
以上、アメリカ本土内で郵便物を送るための情報でした。
お役に立てば幸いです。






例えばZipコードが534XXで、頭の3桁の534を探すと、ゾーン5に該当することがわかります。