「不動産を購入して貸し出し、定期的に収入を得るというのはとっても魅力的」と思いつつ、「資金的には遠い夢、資金に乏しい、けれども不動産で利益を得たい」、と思っていたり、
「将来に向けて、今から不動産投資にかかわっておこう」、とお考えの方にちょうどいい、REIT(リート)についてまとめました。
REITは50ドル以下でも買えて、配当金も入ります。
不動産投資
不動産から利益を得る方法は、物件を所有する方法のほかに、企業を通して物件に投資する方法があります。
REITは、企業を通じて不動産への投資を行って、そこから得られる賃貸収入や売却益などを分配の形で受け取るものです。
たとえ口座に50ドルしか持ち合わせていない人でもREITを買えますし、決済ごとに分配金を受けとれます。
実際に物件を買えるぐらいの大きな資金で、物件ではなくREITを購入している方は、管理のわずらわしさが無いことと、配当の高さが実際に購入して管理するよりも良い場合があること、売買が手軽な流動性の高さを購入理由に挙げていらっしゃいます。
証券会社でREITを買う他に、直接会社へ不動産への投資金を払うクラウドファンディング型の投資法もあります。これについても後述しますね。
REIT(リート)
REITは、Real Estate Investment Trustsの略で、不動産投資信託と言われるものです。
REIT ETFは、複数のREITがまとめて入っているものです。
REITはまた大きく3つのカテゴリーに分けられます。
Equity REIT(エクイティ・リート), Mortgage REIT(住宅ローン・リート)、Hybrid REIT(ハイブリッド・リート)です。
Equity REIT(エクイティ・リート)
賃貸収入から配当金を受け取り、売却から売却益の配当金を受け取るものです。
Mortgage REIT(住宅ローン・リート)
不動産担保貸付の金利や手数料から配当金を受け取るというものです。Equitey REIT(エクイティ・リート)より高い配当になる可能性があります。Mortgage(住宅ローン)の頭文字をとって、mREITと呼ばれます。
Hybrid REIT(ハイブリッド・リート)
先の2つ、Equity REIT(エクイティ・リート)と Mortgage REIT(住宅ローン・リート)のコンビネーションです。
そしてそれぞれさらに3つのタイプがあります。
Publicly traded REIT(上場リート)、Public non-traded REIT(非上場リート)、Private REIT(プライベートリート)です。
Publicly traded REIT(上場リート)
証券会社で買えるREIT、およびミューチュアルファンドの形で買えるREITです。
Public non-traded REIT(非上場リート)とPrivate REIT(プライベートリート)
証券会社などで買うことができないREITです。なので二つをひとまとめにしてしまいますが、クラウドファンディングの形でオンラインの不動産ブローカーへ直接投資する(出資する)ことが可能です。
高いリターンを期待できるものの、リスクも高いとみられるため、認定投資家(通常純資産100万ドル以上または2年以上連続で年収20万ドル以上の人)に限定されています。
しかし非認定投資家=つまり誰でも、が投資できるものができてきました。
中でもFundraiseとDiversyFundの二つは、最低金額500ドルからと非常に敷居が低く、年間管理手数料も約0-3%と低いです。
証券会社で売買できない=売りたい時にすぐ売ることができない、というデメリットがありますが、500ドルぽっちでも、「アメリカの不動産開発に出資しているんだよ」と大きな事を言える特典がついてきます。
REITを買うメリット
REITには、企業が「所得の90%以上を投資者に毎年分配しなければいけない」、という、投資者には嬉しいルールがあります。
そのため高い配当収入が見込めること、不動産ということで安定が見込めること、プラス長期的に見て資産が増加するという一般的な見方で人気があります。
実際、アメリカでは約1億5,000万人がREITへ投資しているそうですよ。
株を買っている方は、自分の株のポートフォリオへREITを入れることで、バラエティー豊かになることから、リスクを分散できるというメリットがあると言われています。
株とどう違うの?
不動産関連会社の株を買う、というのは、企業を一部所有することであって、土地やアパート、家、商業用スぺースに投資するわけではない、というのがひとつ。
もうひとつ、REITでは利益の9割を投資者へ分配する法律がありますが、株だと株主へ分配する義務はありません。
どのREITを買ったらいいのか
株を買う時と同様に、様々な情報源から情報を集めて買うようにしてください。
たとえば US NEWSの2021年1月のMONEY記事では、2021年に購入するべきベスト7のREITのETFで、以下を上げていましたよ。(カッコ内はシンボル=ティッカーです)
- Vanguard Real Estate ETF (VNQ)
- VanEck Vectors Mortgage REIT Income ETF (MORT)
- iShares U.S. Real Estate ETF (IYR)
- Global X Data Center Reits & Digital Infrastructure ETF (VPN)
- Pacer Benchmark Industrial Real Estate SCTR ETF (INDS)
- Schwab U.S. REIT ETF (SCHH)
- U.S. Diversified real estate ETF (PPTY)
ETFだと、1シェアに非常に多くのREITが入っているので、リスクが分散されます。
どこで買えるのか
証券会社でREITやREIT ETFを買う
証券会社で、株を買うのと同じように購入できます。
手数料無料の証券会社アプリを紹介していますので、ぜひご参照ください。
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投資管理会社で不動産関連ミューチュアルファンドを買う
不動産関連ミューチュアルファンドは、投資管理会社でオンラインで購入することができます。
各社が組み合わせた独特の中身になります。
お勤め先に401Kが用意されてある方は、その中からも見つけることができると思います。
まとめ
不動産から利益を得る方法は、物件を所有する方法と、企業を通して物件等に資金を投資する方法がある。
REITと、REIT ETFは、証券会社で株と同じように売買できる。
REIT、REIT ETFには分配金がある。
直接企業へ不動産売買資金を出資するクラウドファンディングタイプもある。
401kでもREITや不動産関連会社の株などが入ったミューチュアルファンドがある。
いかがだったでしょうか?
「将来、資産ができたら実際の不動産を購入するぞ!」とお考えの方も、今から少額でも不動産投資に携われるので、REITを見てみてください。