いやーアメリカ生活で何が大変って、物価の高さではないでしょうかね。ハワイは物価が高いですが、それより高いシティも本土にいっぱいありますもんね。
日々の生活で手一杯でリタイア後のことまで頭がまわりにくいのが現実なんですけど、たまにね、「リタイアをXX歳でするには、いくら必要なのかなあ」なんてふと思う時があるわけですよ。
そんな時に、使える、ざっとした数字の入力だけで、ある程度の数字がわかるベスト・リタイアメント計算機をオンラインで見つけました。
利用料も無料(もちろん、その先の相談などが必要だと、有料へと誘導されてしまいますが)なので、ちょこっと使ってみてください。
私だけですかね、真っ青になって、「もっと真剣にお金のことを考えなきゃ!」と思うはめになるのは?
自分にカツを入れる、はたまた、おお、これなら安心かも、なんて安心材料に、使ってみてください。
ベスト・リタイアメント計算機
このサイト、SmartAsset.comは、ファイナンシャルアドバイスが必要な人に、身近なアドバイザー最大3名を紹介するという、マッチングサイトで、お金に関する様々な情報を提供しています。
ベスト・リタイアメント計算機はその中の1ページです。
ベスト・リタイアメント計算機の使い方
非常におおざっぱで簡単なので、気軽に使えます。
使い方を下に画像付きで紹介しますね。
リンク先へ飛ぶと、ポップアップ画面が出てくるので順次入力します。(出てこない方は、左側のMy Detailsへ入力します。またはポップアップ右上のX印をクリックしてポップアップを消して、左側のMy Detailsに入力することもできます。)
まずはどこで暮らしているか。リタイアメント後の税金考慮のために入力するそうです。
ソーシャルセキュリティのベネフィットを何歳から受け取り始めるつもりか入力します。
毎月の貯金額(自動的に200と出てきましたが、これぐらいは皆さんしているってことですかね)
リタイア後に年間いくらぐらい使うと思うかの予測金額を入力します。
401(k)、403(b)、または457(b)をしている場合、タブで選択して、現在の残高を入力。
エンプロイーマッチングがある方は、その情報も入力。
IRA口座を持っている方は、現在の残高を入力。
年金を別途貯めている人は、その情報と金額を入れます。
年金に関係の無い貯金(キャッシュ・セービング、投資)の残高を入力。
これで終わりなのですが、左のMy Detailsに抜けている情報を足さないと、ちゃんとした結果が出ません。シングルかどうか、生まれ年は何年か入れると同時に、情報を確認してください。
ベスト・リタイアメント計算機の結果
画面に結果が出ます。これぐらい貯めたほうがよいけれど、この調子だとこれぐらいしかリタイア時にはたまっていないですよ、というのが青字で出てきます。
リタイア年齢を変更したり、左のMy Detailsの貯金額を変えるなどしてみると、この青地の数字も変わります。
スクロールダウンしていくと、下には、リタイア時の年収(左の緑)、必要な年収(右の青)のグラフが出ています。
その下には実際のリタイア時の年収(左の緑)がどこからいくら入るかの明細が出ます。(401(k)からいくら、IRAからいくら・・・という明細です、)
この金額はPOST TAX(税引き後)です。
更にスクロールダウンすると、リタイアメントまでにどれぐらい貯まるか(左の緑)、でも希望の生活に必要な貯蓄はいくらか(右の青)のグラフが出ています。
その下にはカギとなるポイントが出ています。上から:
- XX歳から-95歳まで、希望するライフスタイルを送るのに必要な貯蓄額
※自分が入力したリタイア希望年齢により、開始年齢(XX歳)はことなります。
そのリタイア開始時に必要な貯蓄額です。 - 退職後に必要な年間の収入
実際の年収はXXXドルですが、希望の生活を送るにはXXXドル必要です、と書いてあります。 - ソーシャルセキュリティから入る年収の推定額
※この画面に自分で入力した現在の年収を元に計算したものなので、実際の金額とは異なります。 - 現在の限界税率(左)とリタイア後の推定限界税率(右)
(コメントには、リタイア後のほうが税率が低いので、引出時に税引にされるようにしたほうがいいとアドバイスが書かれてありました。また、ハワイ州は他より高いとも書いてありました。)
私の場合、やってみたら
いやーどうしましょうか。実際貯められる金額と、実際必要な金額のグラフのひらきが、半端ないですよ。
「将来これだけ必要なら、今これだけ貯金しなさい」ということが、画面から見てとれるのですが、とても現在貯金できる金額ではありませんでした。
そんなとき、数字をいろいろ入れ替えてみて、リタイアの年齢を先のばしにしてみたり、貯蓄額を少し増やして見たり、年収を増やして見たりできるので、今後の対策を考えられそうです。
持ち家や賃貸の額やローンといった細かい数字は必要なく、「年間いくら必要か」だけなので、とっつきやすい計算機です。
ぜひ皆様も、ちょっと真剣に考えるきっかけづくりに、トライしてみてください。
以上、「アメリカ在住者の方へおくる、ベスト・リタイアメント計算機」の情報でした。
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