2024年:Hawaiiハワイ在住者がBitcoinビットコインなど仮想通貨を買える法律、購入方法、手数料を紹介

ハワイで合法にビットコインを購入する方法を紹介 ●稼ぐ:投資系
2021年に書いた記事を2022年、そして2024年6月にアップデートしました。
【仮想通貨の基本のところ】
ビットコイン(などの仮想通貨)は通常は取引所と呼ばれるところで、売り買いする。
・買ったビットコイン(などの仮想通貨)はそのまま取引所のアカウントに放置しておいてかまわない。(ただし、取引所がハッキングされて失うケースも過去にあり)
・守るためには、ビットコインを自分のウォレット(仮想通貨のお財布)へ移動しておくと良い。
簡単にまとめた「まとめ」を先に書いてしまいます!

ビットコイン売買手数料のまとめ表

以上の内容からハワイでビットコインを購入できる各社プラス有名どころのCoinbase(コインベース)(ハワイ住民は利用できない)の、スプレッドと入出金手数料(トランザクションフィー)について、比較したものです。参照用にどうぞ(※常に変更の可能性があるので、利用時は各自ご確認ください。

スプレッド 購入手数料 出金手数料
Bitfliyer USA 0.1-6% 0 0.0004BTC
Coinbase
(ハワイ住民不可
0.5%+ 1.49% 0-1%
Coinme  7%+  4%  0.00025 BTC
Coinflip
(ATM) 
6.99%+ $6.19  4.99% 未満
Gemini 0.5% 1.49% 0
River 1%+ 1.5% ※1
UpHold  0.8-1.2% $0.99 +
ネットワークフィー
0.00015BTC
0

※1 送金に必要なガス料金がかかりますが、かなり少ない。ビットコインをウォレットへ移す時は、常にガスはかかります。

私は、総合的な手数料の安さと安心感で、Gemini(ジェミニ/ジェミナイ)と、River(リバー)を使っています。
それぞれリファーラルもありますので、よろしければリンクをご利用ください。
では詳細をここから記載していきます。

ハワイでビットコインを買えなくなったと言われるわけ

ハワイでは2017年からビットコインなどの仮想通貨を買えなくなったという情報が流れました。

「暗号通貨は法定通貨(現物のお金)ではないので、そんな目に見えないお金ではこまります。ハワイでビジネスをしたかったら暗号通貨と同量の法定通貨を準備してください」という法が制定されました。「二重準備金要件」と言われていますが、「それはあまりにも負担」と、暗号通貨の取引所はどこもかしこもハワイへのビジネス進出をあきらめてしまいました。

大手の仮想通貨取引所のCoinbaseコインベースハワイでのビジネスをあきらめた時、「ハワイでビットコインが禁止、ビットコインを買うのは違法」といううわさ話になってしまいました。

実際は、ハワイ住民ビットコインを買っても持っていても少しも違法ではないのですが、この二重準備金要件を満たせる企業が無く、買わせてくれるところが2017年に一時、無くなってしまったのです。この買いたくてもハワイ住民とわかると、うっかり売って法律違反で罰せられるのを恐れた取引所から、「あなたはうちでは仮想通貨を買えません」と門前払いされるようになってしまいました。

2020年からパイロットプログラムで仮想通貨を購入可能に

2020年の夏から、ハワイでがビットコインなどの仮想通貨を売買できるようになりました。
2024年現在11社で売買可能です。

DCCAHawaiiTechnology Development Corpによって「デジタル通貨イノベーションラボ(DCIL)プログラムが始まりました。これは、「(仮想通貨に関する)州法を改正して業界を拡大し、公正で安全な規制の下で運営できるようにする方法について、さぐっていく」ためのパイロットプログラムです。
ここで認められた企業は、「二重準備金要件」を満たしていなくても、ハワイでビジネスを行えるのです。

19社が申し込み、当時認められたのが12社、そしてこの2年のパイロットプログラムは、2022年12月にさらに2年の延長となり、さらに2社が加入しました。

ハワイで法的に仮想通貨の売買を認められている11社

14社にまで増えたものの、現在、認められている11社は以下です。そして実際にハワイでビットコインをオンラインで取引できるのは、以下の太字の6社になります。※アルファベット順

各社の情報を簡単に下にまとめています。

・Apex Crypto
bitFlyer USA
・BlockFi >2024年5月31日閉鎖
CloudNalu (マウイ拠点)
Coinme
・ErisX
・Flexa Network
Gemini Trust Co.
River Financial
SoFi
・UpHold

パイロットプログラムが終了、その時どうなる

このパイロットプログラムは、2022年6月30日まででした。終了または中断してしまうと、どうなるのか、誰にもわからないと言われていましたが、2021年12月31日の時点で、ハワイ在住の消費者、約134,000人が、DCILの参加企業を通じて8億ドルを超えるデジタル通貨を取引しているため、パイロットプログラムの終了は避けられるとみられていました。結果、2022年12月まで延長、さらに2024年6月まで延長されており、プログラムは今後も延長されるとみられています。

しかしながら、参加している企業が撤退するとも限りません。ハワイ在住者でビットコインを購入する方は、このことを念頭に置いておいてください。

2024年パイロットプログラム参加中の11社情報

Apex Crypto(エイペックス・クリプト)

Apex Cryptoは、SogoTradeと共同で仮想通貨のトレードプラットフォームを提供しているそうですが、ウェブサイトには申し込みリンクは見当たりません。
しかし、大手株売買アプリが利用しています。

bitFlyer USA(ビットフライヤー・ユーエスエイ)

日本のbitFlyerのUS会社です。

手数料は、入金(銀行ACH&銀行送金Wire transferのみ)、売買無料
購入表示価格には、ビットコインの現時点価格に0.1から6(0.6ではなく6)パーセントまでのスプレッドが上乗せされてあります。

ビットコインでの引出時0.0004BTC手数料をとられます。
ビットコインを売り、ドルで引き出すこともできます。

BlockFi (ブロックファイ)

2024年5月31日にウェブ上のプラットフォームを閉鎖、返金受け取り作業をいまだ行っていなかった人のために、Coinbase(コインベース)を通じて顧客へ返金作業を継続中です。

CloudNalu(クラウドナル)

CloudNaluは、ハワイのマウイ島に拠点がある、ローカルの唯一のビットコイン取扱所です。

入金は、銀行紐づけによる送金ACHまたは、Wire Transferのみで無料。
オーダー時に0-1%、スプレッドは1%、トランザクションフィーは、平均が、ネットワークフィーにプラス50 Sats/byteとのこと。

コンシェルジュサービスや、企業サービスを1時間200ドルで提供しています。

Coinme(コインミー)

Coinmeコインミーは、街中のスーパーマーケットなどに設置されてある、コイン・カウント・キオスクのCoinStarコインスター専用のウォレットです。本社はワシントン州シアトルにあります。

Costar家中のコインを集めて手数料無料でギフトカードにしようCoinstarコインスターについてはこちらにも詳細を書いているのですが>「Coinstarコインスター|家じゅうのコインを集めて手数料無料でeギフトカードに交換」このCoinstarコインスターの機械で、ビットコインを購入します。

Coinstarコインスターでのビットコイン購入金額は7%スプレッドが上乗せしてあります。
購入手数料4%
これをCoinmeコインミーに入れるときは、手数料無料です。

ビットコインとして引き出す手数料0.00025BTCです。
※トレーディングプラットフォームが無いので、ドルへ変換しての引き出しはできません。

CoinmeとCoinstar

Coinstarコインスターを使ってのビットコインの購入方法はこちら>Coinstarコインスターでビットコインを購入する方法をご案内しますに書いていますので、ご参照ください!

ErisX(エリスエックス)

ErisXは、先物取引などの売買プラットフォームのようです。気軽に買ってウォレットへ入れておくという感じではなさそうでしたので、割愛します。

Flexa Network(フレクサ・ネットワーク)

Flexa Networkは、様々な通貨によるペイメントシステムのようですが、気軽にビットコインを買える取引所では無かったので、割愛します。

Gemini Trust Co.(ジェミニ/ジェミナイ)

英語での発音はジェミナイですが、日本語だとジェミニ。双子(ジェミニ)のビットコイン長者、ウィンクルボス兄弟の経営する会社です。

ビットコイン購入金額のスプレッドコンビニエンスフィー)は0.5%購入時のトランザクションフィー1.49%です。
銀行ACH手数料無料で、トランザクションフィーのみかかります。

トランザクションフィーの表です。

ビットコイン引出は、月に10回までは手数料は無料です。
ビットコインでドルを買い、ドルで引き出すことも可能です。

登録して100ドル分の売買で10ドル入るリファーラル特典付きのURLを載せておきます↓

Gemini 10ドル入るリファーラル付きURLはこちら

Geminiで実際に購入しています。Geminiについて、入金や購入方法はこちらをご覧ください>>Gemini | 手数料も安価で使いやすい

Gemini(ジェミニ/ジェミナイ)は、キャッシュバックを仮想通貨でつけてくれるクレジットカードも提供しています。

River Financial

River Financialでのビットコインの購入は、銀行ACHかWireになります。
売買時の手数要は以下のとおり。買うのは100ドル以上から。売るのは10ドル以上から。

購入時のビットコインにはスプレッドが上乗せされた価格表示になっていますが、それが何パーセントかは、記載されておらず、「価格がスリップ(急激に変動)した場合にそなえて、smallなスプレッドを載せている」とのことです。(私が買った時は、1%でした)

Riverでのビットコイン売買手数料表

実際に登録して買ってみました。
スプレッドは計算すると1パーセントでした。価格が下降中だったため、ひょっとすると、普段はもう少し少ないかもしれません。(これでも少ないと思いますが)
購入手数料(リバーフィー)は、上記表では1.5%に該当するはずが、それよりも低く1.48%でした。
RiverでBitcoinを購入

ビットコインの出金手数料はとっておらず(無料)、必要なネットワークフィー(ガス)のみが送金金額から引かれます。非常に少ないようです。
ビットコインを売って、ドルでの引き出しも可能のようです。(手数料は上記のとおり)

ここから↓登録してビットコインを180日間以内に購入される場合は、$100分の購入につき$5、$1,000分の購入につき$20、$10,000分の購入につき$100がもらえます。

River Financialはこちら

SoFi(ソーファイ)

大手金融機関ですが、ハワイ州で仮想通貨販売できる許可を得ているものの、実際の取引は、パートナー会社であるBitGo、Blockchain.comの二社で行っているため、現実的にはハワイ住民は利用できなさそうです。

UpHold(アップホールド)

ACHによる入金の手数料は無料です。デビットカード、クレジットカードの場合は、3.99%の手数料。引き出し時には、ACH、デビットカード共に1.75%。

トレードには$500未満では$0.99、プラスネットワークフィーが以下になります。

申込時に厳しめの規制

ビットコインは匿名で送金できると言われてきたものの、取扱業者への規制(米国OFAC規制)が厳しくなり、ビットコイン購入のためには、政府発行ID、顔写真、社会保障番号、その他の提出が必要(したがって、売って利益を得た場合、必ず政府への納税義務が発生する。)です。

ここでも買えるビットコイン

Kraken(クラーケン)

老舗で、ハワイ住民も利用者が多かったようですが、今現在、新規を受け付けるかどうかは不明です。

私はアカウントを持っていますが、パイロットプログラムに名前が入っていないので、万が一を考えて、今は使ってません。

Webull(ウィブル)

Webull(ウィブル)株売買のアプリですが、Bitcoinそのものではなく、仮想通貨のETFを購入できます。引き出すときは売って、ドルでの引き出しです。

ドルでの引き出しには手数料がかからないため、株より人気が出ているとのことです。

Webullについてはこちらをご覧ください。リファーラルもあります。
アメリカで株を買う:Webullウィブル|話題の無料株プレゼント・ブローカー・ウィブルってどうなの?徹底調査・本音を書きました

アメリカで株を買う:Webullウィブル|話題の無料株プレゼント・ブローカー・ウィブルってどうなの?徹底調査・本音を書きました

Public(パブリック)

Public(パブリック)株の売買のアプリですが、Bitcoinに関しては、パイロットプログラムに参加中の会社のプラットフォークを使っているため、売買が可能です。ただし、購入したものは、売ってドルにして引き出す必要があります。

Public(パブリック)についてはこちらの記事をよろしければご参照ください。

パブリックで株について学びながら、売買

Publicパブリック | アメリカの有名株をもらって始めよう!初心者に嬉しい、いいとこどりの株アプリ!仮想通貨も購入可能!

仮想通貨ATM

仮想通貨が買えるATMで簡単に購入することができます。手数料は、購入時6.99%以上、売却時4.99%未満、プラス$0.99以上の別途手数料がプラスになります。

仮想通貨ATMマシーンについてまとめました詳細はこちらに書いてありますので、ぜひご覧ください>
アメリカ全土だけでなくハワイでも買えるBTCビットコインATM:詳細をまとめました

ドッジコインも購入できます。

 

CashApp(キャッシュアップ)

CashAppは、ベンモと似た送金システムで送金手数料も無料です。(こちらにCashAppについて詳細を書いています。5ドルがもらえるリファーラルコードも載せていますのでよろしければご利用ください。)

ここで、ビットコインを簡単に購入できますが、ハワイ在住者は売買の際に関して価値の損失がある場合があると内容開示に記載されてありますので注意してください。

※ハワイでは、ビットコインのまま送金(ウォレットへ移す)することができません。CashApp内で売り、USドルに変えて引き出すことになります。

CashAppのBitcoin購入手数料購入時の手数料1.75%でした。(探しても「Feeを頂戴します」としか書かれておらず、実際に売買するときまでこの手数料は出てきません。)

赤丸で囲んでいる8ドル79セントがこの手数料です。

購入時のビットコインの価格は中央値をとっているとのことで、スプレッドについては言及されていませんでした。

ビットコインで引き出した(外のウォレットへ移した)時、手数料はかかりませんでした。

ビットコインを売ってドルで引き出す場合は手数料がかかるとのことです。料金は記載されてありません。

 

 

買えるという噂があるけれど実際買えない

以下は、「ハワイの人はここでも仮想通貨が買えるよ」と噂はあるけれど、実際にはハワイ州住民が仮想通貨を買えない取引所です。

Robinhood(ロビンフッド)

株の売買アプリのRobinhood(ロビンフッド)は、ハワイ州がパイロットプログラムを開始した時期には認可されており、準備中となっておりましたが、更新時期には抜けてしまったようです。ハワイ住民は仮想通貨を購入することはできません。

BitPay

ウォレットとして知られるBitpayビットペイで、仮想通貨を購入できるようになりましたが、Coinbaseコインベースを使っているため、ハワイ住民は仮想通貨を購入することはできません。

しかしアプリをウォレットとして持ち、提携の、デビットカードでドル使いすることはできます。

Coinbase

Coinbaseコインベースは、ハワイ住民にはビットコインを販売できません

Coinmama

Coinmamaコインママも、ハワイ住民にはビットコインを販売できません

まとめ

*ビットコインは匿名で送金できると言われてきたものの、取扱業者への規制(米国OFAC規制)が厳しくなり、ビットコイン購入のためには、政府発行ID、顔写真、社会保障番号、その他の提出が必要。(したがって、売って利益を得た場合、必ず政府への納税義務が発生する。)

*2022年12月、ハワイで仮想通貨を購入できるパイロットプログラムが再度2年延長になり、次の期限は2024年6月末。

*2024年現在、ハワイでビットコインを購入できるのは、Apex Crypto(大手の多くのプラットフォームとして利用されている)、bitFlyer USA、BlockFi 、CloudNalu (マウイ拠点)、Coinme、ErisX、Flexa Network、Gemini Trust Co.、River Financial、SoFi(実際には提携先)、UpHold、仮想通貨ATM機

*ビットコインの売買価格には、スプレッドが上乗せしてある

*トランザクションフィー(手数料)がかかる。購入時にかかる場合、出金時にかかる場合、両方にかかる場合がある。

2つのブログランキングに参加しています。ぽちっと応援をお願いします!
にほんブログ村 海外生活ブログへ     
タイトルとURLをコピーしました